透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

895 茅野市泉野の火の見櫓

2017-09-27 | A 火の見櫓っておもしろい


895 茅野市泉野(中道公民館)の火の見櫓 4脚44(大面取り)型 撮影日170924

 高さ約20m、背の高い火の見櫓。真正面から見ると櫓のカーブがよく分かる。上方に行くに従い柱材の間隔は狭まるが横架材の間隔も狭くなり、ブレースの交叉角度はほぼ一定。



面の大きさがここまでになるともはや面取りした4角形とは言い難く8角形とも取れるが4角形(大面取り)とする。この判断は曖昧。技術的判断に曖昧さは禁物。判断基準を明確にしなくては・・・。踊り場は面取りした4角形だが。



下の踊り場には詰所の2階から階段が架けてある。



柱間の長さを測ったところ4.4mだった。アーチ部材を使って脚の付け根を繋いでいるのを久々に見た。これが好ましい姿。踊り場に吊り下げてある半鐘が傾いているのが気になる。


 


894 原村柳沢の火の見櫓

2017-09-27 | A 火の見櫓っておもしろい


894  諏訪郡原村柳沢の火の見櫓 4脚44型 撮影日 170924

 原村柳沢地区の生活道路沿いに立っている火の見櫓。踊り場が2ヶ所あり背が高い。下の踊り場には半鐘がある。近くの電柱が邪魔だが仕方ないとあきらめて撮った写真。この電柱には支線も支柱もないから、右側に引っ張られて傾いて当然。

末広がりの櫓のフォルムが好ましい。



軒の飾りは蕨手とは異なる。名称は?



手すり付きの外付け梯子で下の踊り場まで登り降りする。見張り台まで登って半鐘を叩くのは大変だが、踊り場までなら、容易。


 


892 原村払沢の火の見櫓

2017-09-27 | A 火の見櫓っておもしろい


892 諏訪郡原村払沢の火の見櫓 4脚44(面取り)型 竣工1958(昭和33)年 撮影日 170924

 この火の見櫓は形が整っている。見張り台にスピーカーなど目障りなものを設置してないのも好ましい。

2階の窓から火の見櫓の踊り場にブリッジを架けていて、踊り場には半鐘も吊り下げてあるから、消防団員にとって便利。

ブリッジの荷重を火の見櫓で受け、建物に荷重がかからないように配慮している。窓下には荷重を受けるだけの強度がないだろう。補強するにも、窓との取り合い上、上手くできないと思う。ブリッジ下の斜材を受けてている櫓の2本の柱に山形鋼を重ねるなどの補強がしてあるかどうか、確認しなかった。