透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

898 茅野市玉川田道の火の見櫓

2017-09-28 | A 火の見櫓っておもしろい


898 茅野市玉川田道(田道公民館近く)の火の見櫓 4脚44(面取り)型 撮影日 170924



 見張り台の直下に「カンガルーポケット」があり、そこに消火ホースを掛けるフックがある。





かなり高い位置(高さ7mくらいか)の踊り場まで外付け梯子を架けてあり、そこに半鐘を吊り下げてある。見張り台まで登ることなく半鐘を叩くことができる。

この脚部は次の美脚の条件満たしている。

①脚の下端までトラスが構成されていること(トラスが脚の途中で終わり、その下が単材の場合が少なくない)
②アーチ部材で脚の付け根を繋いでいること(アーチ部材が無くて脚が離れている場合が少なくない)
③櫓の上方からの末広がりのカーブが滑らかに脚まで続いていること




 


896 茅野市泉野の火の見櫓

2017-09-28 | A 火の見櫓っておもしろい


896 茅野市泉野の簡易な火の見櫓 3脚無無梯子型 撮影日 170924

■ 富士見町方面の火の見櫓を見て廻り、カーナビに帰路を設定して、案内されるままに生活道路を進んでこの火の見櫓に遭遇した。 

3つの構面の正面を梯子状に組み、残り2面は斜材(ブレース)を入れている。3本の柱の上端を横架材で繋いでいる。半鐘は表面に乳が付く梵鐘型。右手で半鐘を叩くから櫓正面の右側に吊り下げてある(左利きでも右手で叩くことになる)。

やはり櫓のてっぺんに屋根がある方がしっくりくる。諏訪地方にはこのような簡易なタイプが少なくない。