透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

― 塩尻市片丘の火の見櫓

2017-09-15 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)塩尻市片丘南内田の火の見櫓 撮影日170914

 4脚64(面取り)型の火の見櫓で、総高は約17m。とんがり屋根のてっぺんにダンゴ、そして避雷針と風向計。櫓内に納めた簡易な踊り場が2ヶ所、脚は短い。1段目のブレースは山形鋼。見張り台には半鐘が無く、上の踊り場に設置してある。



平面が4角形の櫓に6角形の屋根という数少ない組合せ。見張り台は何角形か。単純に辺の数で判断する、と割り切れば8角形ということになる。私は正4角形の隅を面取りしたものと捉えて、この見張り台は4角形とするのが妥当だと考えている。だが、隅切りも大きくなれば判断に迷うことになる。木造の住宅の和室の柱も面取りをしてあるが、4角形の柱であって、8角形の柱だとは見ない。ただし算数の問題なら4角形では不正解。要は捉え方の問題。



簡易な踊り場、半鐘が下げてある。見張り台の半鐘を移設したか。



脚部 CB造の小屋を納めている。傾斜地のため4本の脚の長さの長さが異なる。脚の長さが違うのは珍しいかもしれない。