2008 01 13(日)
栃木県足利市の徳正寺で蚕の繭に関したお祭りがありました。
場所は足利市本城3-2090 徳正寺。
足利市役所(無料P場有り。)の直ぐ近くにある徳正寺は石門からの参道が露店と参詣客で賑わっていました。
石門から人の流れについて坂道を上ったところが徳正寺の本堂です。
本堂の中央には大きなダルマと繭玉飾りがありました。
徳正寺の今の宗派は浄土宗で行基山徳正寺が正式名、731年(天平3年)に行基上人の創建になる由緒正しい古刹という。
古来再三火災に遭い、現在の本堂は1710年(宝永7年)に中興の祖・十誉聞栄上人によって再建されました。
本堂の奥に僧侶の像がありましたが、たぶん本堂再建の上人でしょうね。
販売されていた絵馬にも繭玉飾りが・・・。
徳正寺本堂の前では参詣人に甘酒の無料サービス!! まことに有難いことです。
甘酒の横では“足利九条の会”の皆さんが憲法第九条の大切さを説明していました。
筆者もカンパしてカルメ焼きと九条ステッカーを頂きました。
足利九条の会の皆様これからも頑張って平和憲法を守ってください!
徳正寺本堂からはダルマ屋の露店が並んでいました。
最近はダルマがビニール袋に入っているので少し迫力不足です。
今年は子年ですが、招き猫もよろしくって・・・。
開山の祖・行基上人の石像には毛糸の帽子と襟巻きです。
地球温暖化と云ってもヤッパ寒いですから・・ね。
ダルマ屋の前では縁起物の開運熊手の販売中。
「商売繁盛」「家内安全」「交通安全」など福熊手ですね。
ダルマや縁起物露店の横の石階段を上がると徳正寺のご本尊(虚空蔵菩薩)が安置されている“虚空蔵堂”です。
今日の繭玉市はこの虚空蔵菩薩縁日のお祭りなのです。
納められている虚空蔵菩薩は行基上人が背負われてこの地に運んだと謂われる功徳ある尊像です。
薄くらい堂内での望遠撮影で虚空蔵菩薩をGET!!
この画像の虚空蔵菩薩でも本尊同様な霊験がありますから、真摯に御祈願ください。
皆さんがお参りしている虚空蔵堂の横でも“足利 九条の会”が熱心に「平和憲法を守りましょう」と護憲をアッピール中でした。
世界の宝“戦争放棄の憲法九条”は絶対に守りたいものです。
虚空蔵堂の近くでは「お焚き上げ」が始まりました。
ダルマなどの縁起物がメラメラと炎をあげて・・・一年の役が終わったとはいえ少し哀れな感じがします。
虚空蔵名物の繭玉飾りは徳正寺の門前露店に陳列されています。
参詣客と売り子の丁々発止の駆け引きが面白いですね。
この徳正寺の祭りは商売繁盛や開運を願う“繭玉市”です。
虚空蔵菩薩を祀る徳正寺が1739年(天文4年)に虚空蔵堂を修復再建した時から始まったと云われる歴史ある祭りです。
もともと織物に欠かせない蚕の成長を願う行事でしたが、足利の繊維産業が盛んになる頃からは、「織物・家業益々繁盛するように」と商売繁盛を祈願するようになりました。
昔から縁起物はすべからく値引き交渉で、少しでも安く購入するのが縁起が良いとされています。
カラフルな繭玉の下にはメデ鯛や小判や招き猫や当り的などの福物が賑々しく下げられています。
縁起繭玉飾りは1500~2000円程のものが良く売れるそうです。
でも、絹織物の衰退なのか信仰心の薄さなのか、年々客数も売り上げも減っているそうです。
縁日って見ているだけでも福々しく楽しいものですね。
読者の皆様も寒さで縮込まらずに徳正寺の虚空蔵繭玉祭りの見物に行ってください。
2008 01 15(火)記。 前橋市 最高気温8℃。
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すてきだとおもいました!!
今度、行ってみたいと
思いました。