法的な基準だけでは 物事は進みにくい
まして真の収拾とは いかない
人間界には 感情論という大きな壁が立ちはだかることが
多いですね
お金を返してもらい
精算が済んで 清算がつき これで成算の可能性大
となっても
最後の壁は 行きがかり上の気持ちのモツレの解消
これがなかなか
そこまでは われわれ士業者も立ち入れない?分野
できれば 全面的仲介整理 といきたいが
一番の難敵はここにあるような気がします
法的な部分での示談介入は業際問題がからみ
紛争性が稀薄でも踏み込みの
決心がなかなかつきませんが
感情もつれ分野での橋渡し役は可能業務
当たって砕けろ式の出会いのほうが 法律を前面出しの解決方法より
とても効果的だったりします
いつも思うこと
どうして 穏やかな第一声をきっかけにしないのだろう
人間感情の生き物
まず 主張を最初から100%ブッツケあわないで
静かなアイサツからスタートしないのだろうと
人生観 広く生い立ち 県民性 などなどが要因か
なかなか 思い通りにはいかないこと多し
丸いテーブルにまず双方腰掛け
コーヒーでもすすりながら
WBC野球か大相撲かワールドサッカーか
明日の天気のこととか ぼそぼそと話し始め
きっかけを作っているうちに
たまたま
黒澤明の『天国と地獄』を封切りの次の日も行ったこととか
長島と村山との天覧試合のあの一球のこととか
スバル360ccの凄さのこととか
大阪万博の人混みのこととか
坂本竜馬と高杉晋作の生き様のこととか
ゲタ履きが似合う田中角栄のこととか
近所の目立たないけど超一級味のチャーハン店のこととか
なんかかんか 共通のものがあったり・・・
そうすると 3%くらいは “こいつの話 とにかく聞くだけ
聞いても いいかな”てな具合になることだって・・・
芸がない会合だな と思うこと 大いにありますね
最初から 向かいテーブルに双方一列に並び
なおかつ その平行テーブルの間隔5メートル以上
なんてものが
それでは 最初から ディベート会場みたいで・・
芸がなさすぎるなーと感じてしまう
基本は 誠心誠意が大事
それは当然ですが 雰囲気作りも必要
と つくづく思うのですが
県民性の違いか?な
ある県での交渉だと
第一声に ビックリすることがあります
初対面の挨拶なんぞなく 出だしから
“お前のことなんぞ コレッポッチも信用なんぞしてないぞ”
ということ丸出しでの先制攻撃
交渉にも 会話にも なり得ませんね
そのような第一声では
もっとも 最初から決裂を狙ったことが見え見え
というような例外的な会合もありますが・・・
とにかく 真意をすこしでも聞いてもらうことの難しさ
身に沁みています
みなさんは いかがですか
私は 会話は大好きなほうですが
なかなか 自然で 楽しい 有意義な会合には
めぐりあえません
でも 仕事上の会合では 依頼者の正当な利益のため
モチロンがんばります