おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

それぞれの・・・

2008-06-05 | ■ サマザマな おはなし


それぞれの考え方があって自然 だと思うのですが

とくに 政治・宗教・人生観などを話題にするとき(やむを得ずそのような場面も)
どうしても身構えます


私は基本的に
 
人間はその状況その立場で変わることだってあり
あそこではあの発言だが真相はこうで
こちらではこの発言になっているがその真相だってこういうことなんだ
一応は背景なりを説明させて

という考えなので 
政治的にこの路線の他はあり得ない
宗教はとくにこの教義が絶対
人生観としてこれこれを芯に持ってない人間は信用できない

などというような考え方には どうしても違和感を持ちます

人間は 機械ではないのですから

(もちろん 信念に生きることは尊いことですが 独断的な基準だけでは肝要な面で調和しないことに・・・)




20代の頃 ある友と会話する機会が続きました
悩みすぎてる風?な当時の彼でした
どうしも意見がすれ違う場面が多く

おまえはそんな風に とても悲観的だけど
この雨があがって 青空になった午後 
ひさしぶりに街に出て おいしいコーヒーを飲んで 
コーヒーだけじゃ おまえにはカッコよすぎるので
無口なあのラーメン屋のおやじの店で塩と醤油2杯おかわりして
トボトボ電車道を散歩してると 
パンクで困っている女性が一人
それがなんと
あの とっても愛らしいおまえの片思いの彼女
そんなふうに
自転車を直してやるチャンスがなぜか偶然訪れて
それをきっかけに 一言でも言葉を交わしてごらんよ


ガラッと 心模様も替わって 
お前が生きていくための芯にしてた改革運動思想とやらも
色合いが変わると思うよ
俺なんかは 普通の ごく普通の人間だからさ
一生 政治観も宗教観も まして人生観が変わるわけがない
なんてことは とても とても言えそうにない
人間そんなに窮屈には生きられない・・・と思うのだけど
と 
つまり 場合によってはこだわりを捨て 変わることも大事

偉そうに力説しました


若いときからよく思いました
一貫して正義のため 民衆のため 公正のため 真の正しい思想のため ただただ間違いのないこの一筋の道だけを
なんて大声で公言してるのを目にすると

どこか違うのでは

人生というもの それほどには 明確単純簡潔ではないと
人間 一色では描ききれないのでは と



空気を読めない方 いますね あちらこちらに

その場で作られつつある多数者の実質的な利益を
どうしても受け入れない方(自分の基準だけが最優先の方)
最近 目に付いてしまうことが多く

それも いわゆる大人の 
自分だけの容赦の無い独断基準からの行動が

いつも言うことですが
子どもたちの悲しい目は とってもいやです
大人のわがままで 子どもたちを悩ませてはいけないと思います

そんなわけで
自分ももちろん すこしでも これからの人のために
努めねば
とは 日頃思いつつも・・・・

それにしても
とんでもない大人に関するニュース 
多すぎます

ときによっては 周りの者のシアワセのため
自分の基準を操作せねばならぬことにさえ
気付こうともしない大人?の一群


明けない梅雨は無い
そう 夏の陽まではもうすこし

本当の大人とは

自問しながら とにかく 歩こうと思ってます