昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(215)連れ合いの怪我

2014-08-09 03:11:46 | エッセイ
 連れ合いが孫の世話ですっころんで怪我をした。
 それから10日あまり。
 それまで彼女が日々やっていた仕事がボクに回ってきた。
 日の出とともに行うベランダの水やり。
 
 狭いベランダにこれの4倍もの植木が毎日水を待っている。
 
 これがけっこうたいへん。
 台所からペットボトル10本の水を運びじょうろに移し散水する。
 一度見かねてホースを引いてやれば、とアドバイスしたが拒否された。
 マンションのベランダではそんな安易な方法は許されないのだ。

 それと孫の世話。
 
 これは1歳のころの写真だが、今はもう10歳。体はずっと大きくなったが、パパとママ、レロレロしかしゃべれないし、まだオムツをしている。
 でも<レロレロ姫>として可愛がっている。
 夏休みだから特殊支援学校はお休みで、10時から14時までは地域の介護施設が預かってくれるが、その合間は共働きの娘夫婦のためにウチで預かる。
 
 
 その送り迎えでボクの日常は制約され、このところ麻雀や、同窓会、近所の寄合のお誘いも断っている。
 大学の同級会の暑気払い、鰻屋を経営する友人のところの<鰻を食う会>にも参加できなかったのは残念だった。

 連れ合いの日ごろの仕事のたいへんさを実感する日々だが、「お父さんのおかげで助かっているの・・・」と同じような悩みを抱えるボランティア仲間と電話しているのを聞くと、少し癒される。
 

 船長としての宇宙基地の任務を無事勤め上げ帰還した若田光一氏がNHKテレビにでていた。
 一番の楽しみは、窓外の美しい地球を眺める時と、仲間と食事する時だそうだ。
 
 彼は子どもの時から賢かったようで、夕方遅くまで時間を忘れて遊んでいて父親から叱られるので、もらった置時計を持って遊んだそうだ。
 また動くものが好きで、特に<汲み取り車>に関心を持ったそうだ。
 みんなのために働いている車だと・・・。
 ウチの<レロレロ姫>は<清掃車>に関心を示す。ウンコの世話でみんなに面倒をかけていることを気にしてるのだろうか。

 
 


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