昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

なるほど!と思う日々(504)<成長経済>から<定常経済>へ

2018-02-13 05:08:20 | なるほどと思う日々
 先日、NHKテレビの「財前直見のファミリーヒストリー」を見て感銘を受けました。
 
 財前て芸名じゃなくて本名なんですね。
 女優をしながら、最近は実家の大分県杵築市に定住しているんだそうです。
 
 山や川、畑など自然に恵まれた環境でゆったりと過ごしているそうです。
 
 
 子どもには「自給自足が一番よ、おカネじゃなくて」と教育しているそうです。

 そこで、「今や<成長経済>より<定常経済>が望ましい」というハーマン・デイリーの言葉を思い出しました。
 
 <定常経済>?
 かつてとは違って、今では環境問題を含む経済の成長のための費用のほうが生み出される便益よりも大きくなっており、<不経済な成長>になっているというのです。
 このまま<経済成長>でいいのか?と考えるときだと。
 つまり、地球は有限であって、いつかは成長をやめざるを得ないときがくる。
 <進歩>とは量的な増加ではなくて、質的な向上である、と考えを変えるべき時だと。
 

 江戸時代の250年間、経済成長は0.4%だったそうです。
 <成長>を前提としていない、いわゆる<定常経済>が存在していたんですね。
          
 今こそ<定常経済>について考えるべきときじゃないでしょうか?