昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(326)死刑制度廃止

2016-10-08 05:44:28 | エッセイ
 日弁連の死刑制度に関するシンポジウムで流された瀬戸内寂聴さんの発言が問題視された。
 犯罪被害者の心情に配慮がない!というわけだ。
 でも、日弁連は「2020年までに死刑制度の廃止を目指す」ことになった。

 死刑制度に対する日本世論の受け止め方は
 圧倒的に容認が多い。
 世界の現状は
 
 先進国はアメリカを除いて廃止の方向だ。

 廃止論者の意見は
 「人間が人間を殺すことは一番野蛮なこと」
 「被害者はみんな加害者に命をもって償ってもらいたい」と言ってるが刑務官の立場は?
 「死刑制度の抑止効果は?」
 「冤罪のおそれもあるし」
 「池田小学校事件みたいに、死刑を望んで犯罪を起こす奴もいるし」         
 
 伊藤潤二さんが描くような人類にはなってほしくないから、寂聴さんの発言も分かる気がする