昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(300)未来へのメッセージ

2016-08-07 04:55:45 | エッセイ
 施設が間に合うのか? 反対運動が盛んなようだが治安の面で大丈夫なのだろうか? ジカ熱は? いろいろ不安な要素を抱えながらもともかく文明の祭典は盛大に開幕した。
 
 人類文明は進歩したとはいえ、お互いの争いは止まず、経済も問題先送りで貧富の格差は拡がる一方。青少年の自殺の増加、アルコールや麻薬患者の急増、うつ病の蔓延、破壊行為や犯罪など社会も乱れている。

 オリンピックがそうした人類の悩みを、一時的ではあるが解消する手段であることをいろいろな趣向を繰り広げて見せてくれた。
 「難民の代表団」受け入れもその一つだ。
 
 貧困生活の中から努力してケニア初の金メダリストになり、その後は自国の孤児たちのために手を差し伸べる事業に励む、キプチョゲ・ケイノ氏に初のオリンピック名誉賞が授与されたこともその一つだ。
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 同じ日に広島の平和記念式典が開かれた。
 
 わが幸せのために開発されたはずの科学技術が、人類の単なる利己的強欲さを満たすために最終兵器<核兵器>を生み、なんとわが身を滅ぼす悪魔の兵器として世界中に保有されている現状はまさに人類の皮肉である。
 松井広島市長は5月に訪れたアメリカのオバマ大統領の言葉を引用して「この呪われた兵器廃絶のために勇気を持たなければならない」と宣言した。
 
 小生はこの利己的で強欲な人類に警告すべく、昨年「レロレロ姫の警告」を刊行した。
 
 松井市長は、恐縮なことだが、この作品に対してお手紙を下さった。
 
 今後とも、小生なりに、そのバカげた現状を反省するよう、叡智ある人類ならお互いが利害を超えて連携することができるはずだ、と訴え続けるつもりである。 

 <ジジイの目>
 
 「満身創痍・三宅宏美」はスゴイ!
 
 
 「敵ながらあっぱれ」韓国バレーを鼓舞する、キム・ヨンギョンはスゴイ!