昭和のマロ

昭和に生きた世代の経験談、最近の世相への感想などを綴る。

エッセイ(163)吉原由香里先生6段昇段祝賀会

2013-05-19 04:42:12 | エッセイ
 昨日、吉原由香里さんの6段昇段祝賀会に参加させていただいた。
 幼いときからの縁でお付き合いのある立川の囲碁塾を経営されている先輩が企画された。
 結婚されて吉原さんとなられる前、梅沢由香里として囲碁界に登場されたばかりのころから、大学の後輩ということもあり関心を持っていた。
 特にNHKテレビの囲碁番組の顔として登場されると、その容姿と解説の切れ味にさらに関心が深まり、このブログ<女の魅力>でも8番目に取り上げたほどだ。

 実際にお会いするのは今回が初めてだ。
 すでに四面打ちの二回目が始まっていた。
 

 若い! 青地に赤い花マークの爽やかなワンピースに白のサマーニットを羽織った容姿は華奢で、盤面に注ぐ視線は涼やか、白魚のような指先、アラフォーのはずだがとてもそうは見えない。
 
「そう来ましたか? 参りましたね! どかんとやられそうですね」
 巧みに相手を持ち上げ、しかし堅実に対応していく。
「優しい手を打っていただいたから、助かっちゃった」とか言いながら。
 

 会食をしながらも会話は弾む。
 
「ああ、そうなんですか? 大森先生の指導を受けていらっしゃるんですか。私の兄弟子です。わたしと違ってとても優しい方で・・・」
 殺し屋として名高い加藤正夫門下の由香里さんは力碁だ。NHK杯では男性棋士から大石を取り上げて勝った実績がある。
 2007年には女流棋聖として3連覇した実績もある。

 テレビの顔としてばかりではなく、NHKの大河ドラマ<篤姫>や、漫画<ヒカルの碁>を監修、指導されたことでも有名だ。また母校慶應義塾大学の囲碁担当の非常勤講師も勤められ、国際囲碁連盟理事などもされている。
 
 「救急車やゴミ収集車が好きなんです」
 由香里さんのブログには息子くんがしばしば登場する。
 元気で活発なお子さんのようだ。
「まあ、カワイイ! よろこぶわ」
 昇段祝いに花束、お土産に帽子とお子さん用のジーンズを贈った。
 
 

「いつもわたしのブログにコメントを寄せていただいてありがとうございます」
 由香里さんからそう言っていただいて満足のひと時でした。

 帰宅してからテレビの世界卓球選手権を観る。
 愛ちゃんや佳純ちゃんが負けてしまったが、北京オリンピック金メダリストの中国の馬琳選手に勝った松平健太くんが残っている。
 
 今日の相手は欧州チャンピオンのベラルーシ、サムソノフ選手。これがしぶとい!
 一進一退の末、4対3で健太くんが勝った!
 なんと、彼はぼくの郷里石川県の七尾市の出身ではないか。
 世界ジュニア選手権で日本人初めての優勝を果たしている日本の期待の星だ。
 メダル獲得に向けて期待しよう!