どうしたものか、と考えながら原稿書き。
インタビュー記事の連載なのだけど、
1号分を書き上げたらそれで終わりではなく、
前の号と次の号の繋がりを考えながら
書かなければいけないので、どのネタをどこに入れようか
いろいろ考える。悩んではいけない。考えるのだ。
年内はあと4本書けば何とかなるかな。
1本ぐらい締切が年明けに延びないかな。
こっそり半笑いでお願いしてみようか。駄目ですか。そうですか。
どうしたものか、と考えながら原稿書き。
インタビュー記事の連載なのだけど、
1号分を書き上げたらそれで終わりではなく、
前の号と次の号の繋がりを考えながら
書かなければいけないので、どのネタをどこに入れようか
いろいろ考える。悩んではいけない。考えるのだ。
年内はあと4本書けば何とかなるかな。
1本ぐらい締切が年明けに延びないかな。
こっそり半笑いでお願いしてみようか。駄目ですか。そうですか。
朝、寝ぼけた頭で朦朧としながら冷蔵庫を開ける。
食材が不足してるなあ、と思いながら、
トマト缶と冷凍の合い挽き肉、タマネギ、しめじを取り出す。
タマネギを適当にみじん切り、しめじも適当にちぎり、
鉄鍋でオリーブオイルを熱し、
挽き肉をじゅうっと炒めながら塩コショウ。
そこにしめじとタマネギを投入。1分ほど炒めて
トマト缶をぶち込む。煮立ってきたら顆粒のコンソメ。
あとバターをひとかけ入れて、さらに煮込む。
トマトケチャップで味を調えて完成。
茹でたパスタにぶっかけてトマトパスタの出来上がりとな。
おお。えらく美味ではないか。
いつも目分量だし、味付けも適当なのだけど。
ケチャップの量が絶妙というか、甘くなるかならないか
ギリギリの量だったみたい。あとバターを多めに入れすぎたかなと
思っていたけれど、コクが出ていい感じになったと想像する。
惜しむらくは、ケチャップもバターも
入れた量をちゃんと覚えていないこと。次つくっても、
きっと同じ味のものはできないだろう。
まさに一期一会の味を堪能し、
少しだけ元気を取り戻した気がした朝でした。
大学入学共通テストの
国語と数学の記述式問題が「見送り」とな。
英語の民間試験導入と同じく、問題が山積みだったわけで。
中止を主張した野党の人たちや、教育関係者。
問題点をしっかり報道したメディア。
そして何より声を上げた高校生たちの力によるものだろう。
それからジャーナリストの伊藤詩織さん。
自身が受けた性被害の民事裁判で勝訴。刑事では不起訴だったけど、
ようやく主張が認められたのは、本人が勇気を持って
声を上げたからだろうし、
支援者の努力やメディアの力によるものだろう。
大学共通テストも、伊藤さんの事件も
これで一件落着でも何でもないのだけど、
声を上げれば、そしてその数が増えれば、
少しは世の中が良くなっていくのかな、と思ったりする。
やさぐれてはいけないのだ。やさぐれているけれど。
今日はキースの誕生日なんだな。76歳ですか。
不良でやんちゃ(当時38歳)な「Little T&A」を聞いて、
すっかり錆び付いた自分のエンジンを吹かしたいと思います。
NHK大河ドラマ「いだてん」が終了。
笑って泣かせて、おまけに日本の近代史も学べて、
この長いドラマを落語の噺になぞらえて
シャレの利いた形に落とし込むという
高度な作りのドラマだった。
自分の周りで見ている人がいなくて、
少し寂しい思いをしていたけれど、
それ以上に「視聴率悪いんだよね」と言う人が
やたらに多かったというか。
視聴率の善し悪しとドラマの質はあまり関係ないし、
自分の目で見て、面白いとか面白くないとか
言えばいいのに、と思う。
ただ、1年たっぷりかけて
時系列を錯綜させながら張りまくった伏線を
少しずつ回収していくドラマは
さすがに今の時代、
流行らないんだろうなという気はする。
オリンピックの光と影の両方を過不足なく
描こうとした本作に、
そんなとこまで見たくないよという人も多かったのかな。
外野の分析はそれくらいにしておいて。
このドラマには、当代随一の俳優たちが集まったというか。
キャスト陣のアンサンブルが実に素晴らしい。
中村勘九郎と阿部サダヲのダブル主演と
役所広司の人間味あふれるカリスマ性が
ドラマの骨格をがっちり支え、
前半を引っ張る生田斗真の好青年ぶり。
若き日の志ん生に扮した森山未來の達者なところ。
ドラマの狂言回しかと思ったら、
重要なキーマンだった神木隆之介。
綾瀬はるか、麻生久美子、大竹しのぶ、小泉今日子、
中村獅童、岩松了、浅野忠信、桐谷健太、塚本晋也、井上順、
杉咲花、夏帆、橋本愛、リリー・フランキー、松重豊、
古舘寛治、松坂桃李、星野源、松尾スズキ、皆川猿時、
上白石萌歌に川島海荷、峯田くんや荒川良々、安藤サクラ、柄本佑に時生。
他にもたくさんいるけれど、俳優さんはみんな好演かつ熱演。
できればピエール瀧に
完走してもらいたかった。三宅さんも良かったけれど。
チュートリアル徳井の大松監督役は、はまっていたと思うし、
不祥事がなかったら、役者としてブレイクしたんじゃないだろうか。
あとショーケンの最晩年の姿が見られて良かったなあ、と。
いちばんの儲け役は勝地涼かな。
世の中をのらりくらりと渡っていく役どころの面白さ。
この人「あまちゃん」で前髪クネ男を演じていたし、
クドカンのドラマで演技開眼したと言っていいかもしれない。
そして、元祖神様(薬師丸ひろ子)が
きっちりコメディーリリーフを貫き、
最後の最後でたけしがオチをつけるという。
まさに「おあとがよろしいようで」と言いたくなるラスト。
1年間堪能できて幸せでした。来年の大河も見ようかな。
高山で取材を終え、特急ひだ号で名古屋に。
途中下車して実家に寄る。
そのあと小中学校時代の友人G君に
何十年ぶりかの再会。
ずっと年賀状のやりとりしかしていなかったので、
お互い、どんな人生を送ってきたのか、
というところから話が尽きない。
実家近くの居酒屋で
手羽先(と麦のアレを少々)をいただきながら、
共通の知り合いの話になったりして、
それぞれの消息に驚いたり感心したり。
小中学校時代から映画とロックが好きだったG君。
今でもバリバリに映画を見てロックを聞いていて、
去年のポールのナゴヤドーム公演の話とか、
「アビイ・ロード」50周年盤がどうとか。
それまでG君が名古屋で見てきた数々のライブ、
クラプトンとかストーンズ、クイーンの話に興味津々。
やっぱりマックイーンだよね、と言うG君は、
「アイリッシュマン」を見てデ・ニーロは年取ったよねえ、とか、
「万引き家族」の安藤サクラはいいねえ、とか。
そのうち、中高時代に見た映画の数々。
「2001年宇宙の旅」「地獄の黙示録」
「タクシードライバー」「狼たちの午後」などの話に突入し、
果てしなく話は続いていくのでした。
それにしても、何十年後かに
昔と同じような話に興じながら
手羽先(と麦のアレを少々)をいただいている不思議。
お互い、なんとかサバイブしてきたということなのかな。
いつの間にか午前様になってしまったので、お別れする。
また会いましょう。それまでサバイブしていかないと。
飛騨高山に来ています。
早朝、新幹線で名古屋まで。特急ひだ号に乗り換えて
高山駅に降り立ったのが13時。
初めて来たのだけど、駅前は観光地っぽいな。
旅行だったらよかったのに、
あるいはやさぐれた果ての逃亡劇だったら
なおよかったのに。
と妄想する暇もなく、取材先に向かうのでした。
駅前を通りすぎると、おおよそ色気のない町並みが。
梅宮辰夫さん…。
「前ぇ向いても崖や、後ろを向いても崖やで!」
「人を喰わにゃぁ、おのれが喰われるんで!」
「おんどれらも、吐いた唾呑まんとけよ!」
あなたが映画で吐いた名台詞を、いつか
リアルな場で使おうと思っていましたけど、
結局使うことなく終わりそうです。
でも心の中では、前も後ろも崖だと思って生きていきます。合掌。