Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

毒を喰らわば

2012年09月20日 | 邪悪なT君
うひょひょひょひょひょ。

生き馬の目を抜いて抜かれる。
そんな過酷な時代で、
世の中を心底嘗めきった男がぶちまける焼きそば論。

「いや~ペヤングもあの赤い彗星のアレ以来、すっかり味をしめたというか、
 怪しすぎる激辛路線でこの過酷な時代を
 乗り越えようとしてるんでしょうね~うひょひょ」

怪しいのは君だ。
それにしても激辛。喰えたものじゃないだろう。

「ところが、意外とイケるらしいですよ~。
 なんでも赤い彗星のアレのときは、ただひたすら辛いだけでしたからね~。
 今度は、激辛は激辛でもカレーですからね~カレーの味がするらしいですよ~」

カレーなんだからカレーの味がするのは当然だろ。

「いやいや~修行が足りませんね~。
 ほら、辛さっていうのは痛覚って言うじゃないですか~。
 まさに赤い彗星のアレは痛み以外の何ものでもなかったですけど、
 今度のカレーはまだ味がするという、なんとも人間味のある仕様なんですよ~」

人間味? 確かに君は人間とは思えないが。

「人間じゃないのは、赤い彗星のアレですよ~。
 人でなし、という意味ですけどね~うひょひょ。
 それにひきかえ、激辛でも多少カレーの味がしますからね~お奨めですよ~」

人でなしは君だ。
と罵倒する暇もなく、邪悪なT君は、
あとかたもなく消え去ってしまった。
あとに残ったのは、なんとも言えないどんよりとした空気と、
激辛とか焼きそばといった邪悪なワードが頭を駆けめぐるのでした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする