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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

艶笑って死語?

2009年07月06日 | 映画など
ウディ・アレン監督『それでも恋するバルセロナ』を見る。
なんだ、これは。もう最初っから発情しっぱなしである。
登場人物のすべてが、変。はっきり言うと色キ●ガイだらけ。
この監督、齢70を過ぎて、怖いものがないのか。
それとも、スペインの開放的な気分がそうさせたのか。
とにもかくにも、出色の艶笑コメディでしょう。


Vicky Cristina Barcelona(2007)

ヴィッキー(レベッカ・ホール)は親友の
クリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)を連れて
バルセロナの親戚の家に滞在する。
パーティで出会った芸術家のファン(ハビエル・バルデム)に
小旅行に誘われた二人。
二つ返事で行きたがるクリスティーナと、難色を示すヴィッキー。

危険な恋なら大歓迎なクリスティーナは
すぐファンとくっつきそうになるが、
身持ちが固く、婚約者までいるヴィッキーの方がファンに対して燃え上がる。

そのあとクリスティーナとファンが同棲しだしたり、
ヴィッキーは結婚するのだが、ファンが忘れられなかったりと、三角関係に。

そこに現れたのがファンの別れた妻・マリア(ペネロペ・クルス)。
ファンとクリスティーナのあいだに割って入ってくる。これは四角関係?
恋愛模様があちこち飛び交い、
なんだか、すごい展開になっていく。

アレン映画のヒロインとして、スカーレット・ヨハンソンは、
相変わらずのフェロモン全開の演技。
ハビエル・バルデムはコーエン兄弟の『ノー・カントリー』で
不気味な殺し屋を演じた俳優で、あれが圧倒的だっただけに、
今作の女好き芸術家の役にびっくり。

しかし、この映画の最大の魅力はペネロペ・クルスだろう。
このとてつもなくキレイなスペインの女優さんの役どころは、
パッションにあふれた破滅型の芸術家。
このキャラクターを主役にして、
アートな映画を一本撮れそうなほどの魅力にあふれている。
ウディ・アレンは、このキャラクターを脇役として登場させ、
発情しっぱなしの登場人物に、絶妙なスパイスを混ぜ込んだ。

なるほど。
スペインで撮ったのは、ペネロペを登場させたかったのか。
そう思わせるほど、彼女の演技と存在感は素敵だ。
女優としては、魅力に欠ける人だと思っていたけど、とんでもない。
『ボルベール帰郷』や『エレジー』は未見だけど、
俄然、見てみたくなった。

男子は三日会わざれば、刮目して見よ、
という言葉があるのを思い出した。男子じゃないけど。

最後にもうひとつ。
回顧しているような感じのナレーションが絶妙。
あと、ファンとクリスティーナ、マリアが
山道を自転車で走るシーンが美しい。

自転車とナレーション。三角関係。
おお。まるでトリュフォーの『突然炎のごとく』ではないか。
と、ひそかに興奮するシネフィルtacoでした。



コメント (2)
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コピーのコピー伝説

2009年07月04日 | 日々、徒然に
6月29日はビートルズが44年前、日本にやってきた日らしい。
新宿でイベントがあり、僕は行けなかったのだが、
O君が参加して、次の日、興奮気味にその様子を話してくれた。

聞くところによると、
ビートルズが日本に向かう飛行機の中で、
当時パーサーだった人がゲストで登場したらしい。
飛行機の中のビートルズのメンバーの様子を話してくれたとのこと。

その人がビートルズにもらったサインのコピーをO君がゲット。
色めき立った僕は、そのまたコピーをもらう。



ボールが最初にサインをしてくれたらしい。
他の3人がサインをするスペースをきちんと考えて、
小さめに自分のサインをしたポール。
そのあとにすぐリンゴ。
そして、ポールがジョージに「してやんなよ」と言って、ジョージがサイン。
ポール、リンゴ、ジョージは飛行機の中でポーカーをしていたらしいのだが、
ジョンだけが一人でむすっと本を読んでいたそうだ。
サインもらえそうもないな、と思っていたら、
ポールがジョンのところに行って、サインするように言ったあと、
殴り書きのようなジョンのサインが入り、見事ビートルズの4人が揃ったという。

ある意味、伝説の一コマというか。
O君からの又聞きだから、伝説度がさらに増すような感じだ。
おまけにサインのコピーのコピー。まさにレジェンドと言えるのでは。




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モードチェンジ渇望

2009年07月02日 | 日々、徒然に
およそ変化のない、
ひたすら原稿を書く日が続く。
動きまわるのが編集者なのになあ、と、
ライターモードになっている自分を少しだけ嘆く。

クルマをやたらに洗うな。
たま~に洗ってやる方がいい。
洗うってことは傷つけてることでもあるんだぜ。
君の大好きなTシャツのことを思い出してみろよ。
きれいに洗うたびにヨレヨレになっていっちまった、あのTシャツだ。
外見をきれいにして何になる。中身をみがく方が大切なことなんだ。
それは世界の平和の第一歩なんだよ。
(瀕死の双六問屋 忌野清志郎・著 より引用)

中身をみがくことが世界の平和につながるのか。
とてもあなたのようなレベルに行けないです。清志郎。


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もうひと山

2009年07月01日 | 日々、徒然に
朝から原稿書き。
午後からデザイナーさんとの打ち合わせで出る。
制作中の冊子もまあまあ順調な感じ。
かなりヤマは越えたかな、と。
そのあと仕事場に戻り、また原稿書き。ふう。

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