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Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

パーキングメーターから目を離すな

2009年01月20日 | 日々、徒然に
オバマ新大統領、就任式とな。
これだけ世界中の期待を一身に集めている人もいないだろう。
テレビは各局、就任演説を生中継するようだ。

多くの人がオバマに対して
ニューディール政策を敢行したルーズベルトや、
人種差別の撤廃を説き、公民権運動に身を投じた
マーティン・ルーサー・キングを思い浮かべているようだ。
でもオバマはオバマで、
彼オリジナルの政治手腕を期待したい。

オバマ就任直前に
ガザへの攻撃を止めたイスラエルとの関係。
イラクからアフガニスタンに火種が飛んだような中東情勢。
あっという間に広がった、世界的な経済恐慌。

あまりにも問題が山積みであり、
大国とはいえ、その国のリーダーが変わっただけでは、
世界はきっと変わらない。

ひとり一人、目の前の問題に取り組むしかないのかな、と。
だから自分もいま起こっていることを
よーく観察して、アクションを起こすべきだろう。
目の前の問題と言っても、
僕の場合、問題は「原稿」「健康」「やさぐれ」だったりする。
まずは「健康」かな、と。

※タイトルは、ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」より。
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イチゴ爆弾よ永遠に

2009年01月19日 | 映画など
ジュリー・テイモア監督
『アクロス・ザ・ユニバース』を見る。
ビートルズの楽曲で全編が彩られた、
60~70年代アメリカの青春絵巻。
ああそうか。そういう使い方があったのか、
と感心しつつ、陶酔。

Across The Universe(2007)

それにしても、ビートルズの曲には、
あらゆるものが詰まっているということを再認識。
恋があり、愛があり、
悲しみがあり、喜びがある。
もちろんねたみやひがみ、そして憎しみ。
快楽に耽る場合もあれば、過去を振り返るときもある。
自然を慈しむ心もあれば、
平和を望み、政治を語ることもある。

そういう意味では、ビートルズの曲と、
激動だった60年代から70年代のアメリカ社会を
シンクロさせることは無理がない、というかぴったりだ。
これは別に新しい手法でもなんでもなく、
ビートルズに限らず、多くのアメリカ映画が、
ロックで時代を語ってきた。
『フォレスト・ガンプ』あたりが代表的か。

あとは映像でどう見せるか。
ミュージカルにするのは当然として、
原案も兼ねている監督のジュリー・テイモアは、
ビートルズの曲を限りなく自由に解釈しているところが面白い。

「I Want You」を、
ベトナムの徴兵検査の場面で、
「お前が戦争に必要なんだ」という意味合いで使ったり、
「Strawberry Fields Forever」で
イチゴを米軍がベトナムに落とす爆弾になぞらえたりと、
相当なイマジネーション力である。
ひょっとして単なるひらめきか、
と訝ってしまうほどの発想の転換がある。

未見の人のために伏せておくが、
ラストの曲の使い方など、思わず泣けてきてしまうほど、
見事な締めくくりだったと思う。






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ご飯と海苔に裏切られて

2009年01月17日 | 満身創痍な
身体が重い。
いちばんひどいのは肩凝りだ。
あと腰のあたりを押すと、悲鳴を上げてしまうほど。
朝食のとき、ご飯と海苔を一緒に食べようとして、
口に入れたとき、思わず舌を噛んでしまった。
ものを食べるときは、舌を噛んだりしないものだが、
内臓が悪いと、つい噛んでしまうことがあるという。
そうでなくとも、口内炎とか舌の炎症は、
身体のどこかに異変があるというし、要注意。

重い身体を引きずりながら、千駄木で取材。
カメラマンのMさんと2時に集合して、
いろいろと撮影をしていただく。
いわゆる「待ち」状態になり、
その瞬間を今か今かと待ち受ける。
最後の最後にようやく撮影ができ、ひと息。
終わったのは夕方の5時。おつかれさまでした。
肩の凝りは取れないけれど、少しだけ肩の荷がおりた。

あとは原稿のまとめをしないと。
仕事は続く。続くったら続くのだ。


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社会派生姜焼き

2009年01月16日 | 日々、徒然に
仕事で飯田橋に行くと、
かなりの確率で喰いに行く定食屋がある。
そこはカウンターだけの店で、
6人も入れば満員になるようなところだが、
味はそこそこ、というか美味い。
僕はここに来ると、いつも生姜焼きとご飯、
それに豚汁を頼む。750円。

いつも「サービスね」と
冷や奴とほうれん草のおひたしを出してくる。
なかなか豊かな定食である。

この店の特徴はこれだけでは、ない。
年かさの夫婦がやっているのだが、
オッチャンのほうは、いつもしかめっ面で調理をし、
オバチャンはご飯や豚汁を出す役目。
このオバチャンがお喋りで、しかも社会派なのである。

「小沢さんが総理大臣になったら、アレよね~」
「日比谷の派遣村で名前を売った政治家がいるのよ~」
などなど、政治談義を客にし始めるのだ。
幸い、オバチャンのいるところからはなれていたので、
話し相手にならずに済んだのだが、
オバチャンは向かいにいる客に向かって、
最近の派遣切り問題について、論議をするのだった。

仕事がなくて生活保護を受けている人たちが
パチンコをしているというニュースを見たらしく、
「仕事もしないで、遊んでるなんてねえ。
 それでお金もらうっていうのはね~」
と語気を強めるのだった。

オバチャン、それはちょっと違うでしょ。
と言おうと思ったが、僕の口の中には生姜焼きが。
生姜焼きと政治談義は、相性が悪い。



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塩辛から饅頭まで

2009年01月15日 | やさぐれ男のつぶやき
胃の具合はなんとか持ち直す。
だが安心はできない。痛みがおさまっただけである。
根本的なところは全然治っていない。

胃カメラをやってからもうすぐ1年になる。
そろそろやらないとまずいかなと。
胃の状態さえ順調なら人生も(たぶん)順調だし。
やはり内臓疲労だと思う。休ませないとな、自分の胃。
酒飲みなのに甘党というところもまずいと思う。

熱燗に塩辛も、
ビールに枝豆も、
ケーキに紅茶も、
番茶に饅頭もすべからく愛している自分。
なんとかせねば。




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taco crisis

2009年01月14日 | 満身創痍な
神様(宮崎あおい)のポスターだけが
生きる糧となっている今日この頃だが、
朝から胃痛に襲われてしまう。
どうも最近、暴飲暴食気味というか、
今年に入ってからまともに休んでいないので、
かなり疲労が溜まっている様子。

追い打ちをかけるように、
かなり衝撃的な事件が身のまわりで起こってしまう。
直接的な被害は今のところないのだが、
それにしても、あんまりな出来事というか…。
詳しくは書けないので、
リアルに僕と会った人、
聞いていただければお話ししましょう。

明日は朝早くから取材だし、
来週はイベントが待ちかまえている。
もうひとふんばり。身体が持つかなと。


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神様ラッシュの影で

2009年01月13日 | 日々、徒然に
東西線に乗っていて、ふと右を向いたら
車内の吊り広告に
『少年メリケンサック』の神様(宮崎あおい)が。
神様ありがとう、と心のなかで叫び、
左を向いたら、
「東京メトロ」の広告で神様(宮崎あおい)がにっこり。

家に帰って、テレビをつけたら、
アフラックのCMで
アヒルに背中を踏まれている神様(宮崎あおい)が。
「報道ステーション」を見て、
凶悪な事件に顔をしかめたあとのCMで
梅酒を飲んでいる神様(宮崎あおい)が。

自分を奮い立たせるには
充分なほどの神様(宮崎あおい)ラッシュである。

と浮かれていたら、
「世界の車窓から」で台北のMRT鉄道が。
行きたいな、台北。
6年前に行ったっきりだからなーと溜息。
とりあえずいまは神様(宮崎あおい)の笑顔で我慢。

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どちらも正義の名のもとに

2009年01月12日 | 映画など
ジョン・フランケンハイマー監督
『ブラックサンデー』を見る。
ガザへの攻撃が止まないこの時期に見るのはなかなか。

Black Sunday(1977)

アラブゲリラ(と思われる団体)から、
上映したら映画館を爆破する、と脅迫され、
日本ではついに公開されることはなかった。
映画雑誌などで「傑作」との噂を聞いていたので、
公開中止のニュースには、ひどくがっかりしたことを記憶している。

それから長い月日が経ち、
僕は千円でこの作品のDVDを買ったのだった。
もちろん、アラブゲリラの脅迫など、ない。

「黒い日曜日(ブラックサンデー)」と呼ばれる、
パレスチナゲリラの女(マルト・ケラー)が、
ベトナム戦争の復員兵の男(ブルース・ダーン)と結託。
スーパーボウルの決勝がおこなわれるスタジアムに
飛行船で激突するというテロを計画。
それを阻止しようとする
イスラエルの諜報部員(ロバート・ショー)との死闘が描かれる。

9.11の20年以上前に、
こんな筋書きの映画があったとは。

しかし、映画はパレスチナゲリラにも、
イスラエルにも、そしてアメリカにも荷担しない。
登場人物たちは、ただひたすら自分の信念にもとづいて、
目的を実行しようとする。まさにハードボイルドな映画。
イデオロギーはまったくない。
あるのは暑苦しいまでの信念、というか執念。

骨っぽい映画を撮らせたら、
第一人者の監督だったジョン・フランケンハイマー。
ダイナミックな演出が素晴らしい。
こんな骨太な映画、最近はとくとお目にかかれない。

ちなみに、「ブラックサンデー」というテロ集団は、
ミュンヘンオリンピックで、
イスラエル選手団を惨殺した集団「黒い九月」をモデルにしている。
その事件を扱い、イスラエルの諜報部員が
「ブラックサンデー」のメンバーに報復するという映画が、
スピルバーグの『ミュンヘン』だ。
あの映画は、報復という行為に悩む主人公が印象的だった。

Munich(2005)

サスペンス満点の娯楽作でありながら、
主人公の苦悩ぶりが深く深く描きこまれていた。
ユダヤ人のスピルバーグがよくぞここまで、という感じで、
この映画が作られた背景を想像すると、
少しだけイデオロギー的なバイアスを感じる。

それはともかく、
77年につくられた『ブラックサンデー』。
05年につくられた『ミュンヘン』。
どちらも傑作であり、攻撃が続くこの時期、
ひどく滲みる映画であることは間違いない。

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脳内完結

2009年01月11日 | 日々、徒然に
午後から原稿書き。
夕方までかかって、なんとか終了。
書いている途中、原稿とまったく関係ないのだが、
ずっと頭に引っかかっていたことが、
ストンと腑に落ちる。
ああそうか、そうなのか、
と一人でにやにやしてしまう。
どこかでスイッチが入ったのだろうか。
全然関係のないことをしているときに、
こういうことがたまに起こる。
悪いことではない。たぶん。
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ぶれないひと

2009年01月09日 | 日々、徒然に
「Number」の最新号、清原和博の大特集とな。
野茂英雄の特集号が素晴らしい構成だったので、
今回も即買い。期待通り見事な記事構成とグラフィックだ。

まさに天才野球少年だったPL時代。
そして勝つための野球に邁進していた西武時代。
憧れの球団に行き、戸惑いながらも、
スターとして、四番として、責務を全うしようとした巨人時代。
ケガに泣き、バッシングに耐え、
不完全燃焼に終わったオリックス時代。
プロ野球選手としての天国と地獄を味わい尽くし、
いろんな意味で、野球の神様に選ばれた人だったなと。

そういえば、清原が嫌いだと言う人に会ったことがない。
ジャイアンツにいたときに、「打てないなあ」と
責めていた人はいたが、ほんとに嫌われないキャラクターだった。

清原は球場で何度も見た。
よく覚えているのは、
2001年に横浜スタジアムでおこなわれたオールスター戦で、
ドラゴンズの井端の打順のときに、
清原が代打で登場したときがあった。
そのとき、一緒にいた連れが、
立ち上がって拍手したのを覚えている。
それまで、その連れは僕と同じ
ドラゴンズファンだと思いこんでいたのだが、
まさか大喜びで拍手するとは。
やっぱりスターだな、と思った次第。

全盛期、つまり西武時代の清原は見たことがなかった。
当時はスリムで足も速く、走攻守揃った選手だった。
巨人時代の清原は東京ドームの「巨人×中日」でよく見た。
清原のホームランを見たのは一度だけだった。
打たれても、あまり悔しくなかった。
松井秀喜や高橋由伸に打たれるとものすごく悔しかったのだが、
なぜか清原だと「まあいいか」と思った。

そんな選手は、あまりいない。
これからも、そんなに出てこないかなと。



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