T酒場閉店のショックは続く。
仕事場まわりの商店街を見てみると、
ほかにも長年やっていたお店が閉まっていたり、
ランチをやめる居酒屋が目立ったりしていて、
気がついたらチェーンの居酒屋とかカフェばかり。
人手不足なのかな。いわゆる個人経営的なお店が少なくなっている印象。
エスニック関係の料理店やタピオカ屋が
やたらに元気に見えるのは、これが今の時代ということなんだろう。
ということで、今日のランチは
久しぶりに定食屋Wに行く。1年ぐらい来てなかったような。
この店のすごいところは、
席につくと、おかみさんがいきなり
「冷たい水にしますか? それとも温かいお茶ですか?」と、
まっすぐこちらの目を見て問いかけてくるところだ。
気後れしつつも「み、水でお願いします」と応える自分。
水で喉をうるおし、ほっとしていたら、
「ご飯は中盛りでいいですか?
それとも50円引きの小盛り? 50円増しの大盛りもありますけど」
その勢いに押され、しどろもどろになりながらも
「ちゅ、中盛りでいいです」と。
なんでこんなに緊張しなくてはいけないんだろう、
と思いつつ、店に置いてある「週刊文春」を読んでいたら、
「ご注文の生姜焼きの付け合わせのキャベツには、
青じそドレッシングをかけますか? それともマヨネーズ?」と。
即決が求められるので、すかさず「ま、マヨで」と応答。
これが焼き魚定食を頼んだ場合だと、
「お魚につける大根おろしにはお醤油ですか、
それともポン酢ですか?」と容赦がない。
選択につぐ選択を重ねて、目の前に出された生姜焼き定食は、
それはそれは美味だったことを強調しておきたい。
この店は20年ぐらいやってるみたいだけど、
チェーン店に負けず、まだまだ頑張って続けてほしいと思う。
マヨじゃなくて、青じそドレッシングにしたほうが良かったかな、と
軽い後悔をするのも悪くない。
渋谷の中でも雑多な感じがあって良かったんだけど。
「ロケットマン」もよかったが「人間失格」の方が好き。「ワンスアポンアタイムインハリウッド」もよかったが「人間失格」の方がいい。
二階堂ふみは久しぶりに本気にいい。「私の男」でこいつすげえって思ったが、それ以来。「何者」はクソだったからね。この女優は使う方が根性決めてないとダメだね。
面白いんだな。二階堂ふみが良さそうで。
「人間失格」大傑作。すげー面白いぞ。
蜷川実花、素晴らしいです。