こつこつ叩くよ天国のドア

最近、印象に残った言葉。
ユダヤ人のことわざで、

他人の過ちから学べ。
すべての過ちを犯す時間はないのだから。

というのがあるらしい。
逆に考えると、
失敗だらけの人は、他人にいい教訓を与えることができるわけで、
「反面教師」という言葉と似ているような気が。
だからといって、おいそれと失敗はしたくないのだが、
たまにやらかしてしまうわけで。
だとしたら、
ホントに「反面教師」になるぐらいの大失敗をしたほうがいいのかも。

話変わって、いま読んでいる本は
石井光太『絶対貧困』（光文社）。
他に類を見ない画期的な本なのだけど、
アフガニスタン人のジョークが引用されていて、
これがまた素敵。

《日本人は頭が悪いから自分でせっせと働いて金を稼ぐ。
　俺たちアフガニスタン人は頭がいいから、貧乏人を働かせて金を稼ぐ。
　しかし、一日中働かないでボーッとしていると、天国へ行くことばかり考えるようになる。
　天国だったら退屈はしないだろうな、と思いはじめる。
　そのせいで、アフガニスタンには自爆テロを起こして
　さっさとあの世に逝っちまう金持ちが存在するんだ。》

シャレが利いているなと思う。
そうなのか。日本人はせっせと働いているから、自爆テロを起こさないのか。
と妙に納得したりして。

とにかくこの本はすこぶる面白い。おすすめです。
どれくらい面白いかというと、それはまた明日ということで。