本の雑誌5月号。
じつはもう6月号が出ているのだけど、
ほかの本を読んでいたせいで、ちいとも読めず。
よし、この土日はコレだけ読むことにしようと決心する。

創刊50周年&通巻ほぼ500号ということで、
ここしばらくの号はめでたい記念の特集が目立ち、
この5月号は「読者の生活史」。
創刊号からの愛読者にインタビューするという、
いかにもリトルマガジン的というか、
読者の目線に近い編集方針が貫かれているというか。
まがりなりにも50年である。
有名無名問わず、どんな人でも
それなりの歴史があるわけで。
本の雑誌と歩んだ自らの読書歴、そしてその人の
仕事や家族などが絶妙にからみあっていて、
本と共に生きる楽しさ、あるいは
人生のかたわらに本がある喜びが伝わってくる。
本の雑誌が50年も続いたからこそできた特集であり、
読者とともに、酸いも甘いもかみ分けてきた歴史の重さ。
というか、いつまで経っても
重くならず、軽さがあるのが本誌の魅力なのかな、と。
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