Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

見習うべきこと、恥ずべきこと

2006年08月30日 | 日々、徒然に
今日は昼からK社で取材。
超がつくほどの大ヒットとなった映像作品の
宣伝プロデューサーに話を訊く。
プロデューサー氏は、その作品を世に広めるために、
何をしたらよいか、スタッフ全員の意思に
ブレがなかったと話してくれた。
つまり意思統一がしっかりなされていたということだ。

バジェットの大きい作品になればなるほど、
出資者や権利元のあいだで利害が絡み、
作品の出来が今ひとつ、ということがある。
しかしこの作品は、
斬新でチャレンジ精神旺盛、勇気を持ったアプローチで
見事、大ヒットをものにしたのだ。
見習うべき点の多い取材だった。

夕方、日本映画界で
大きな役割を果たしている職人A氏に会う。
実はA氏の本を作りたいと考えており、
今日はそのための話を少し。

以前、A氏と酒を呑んだとき、
ついつい酔っぱらってしまったことがある。
A氏が手掛けた映画で、大好きな作品があって、

あなたが作った映画を見て、
僕はこんなになっちゃいました。
どーしてくれるんですか!?

と、ベロベロになってからんだらしい。
そんなこと言われても困ると思う、A氏は。
なんだか嬉しくて、つい酒の力を借りて、
変なスイッチが入ってしまったようだ。

翌日、僕は菓子折を持って、
A氏の仕事場に行き、昨日の非礼を詫びた。
ひたすら恐縮して反省する僕。
そして、ニヤニヤと僕を見るA氏。ああ、恥ずかしい。
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