トルコツアーを申し込んだところ、JTBさんより「満員、キャンセル待ち」の返事を受けて、「トルコは遠くなろうとしている」と書いた。あまり物ごとに動じない、というか一喜一憂しないワイフは「きっとキャンセルがあるわよ」と預言者めいたことを言っていたが、申し込みをモタモタしていた私としては責任も感じ、何となく気が沈んで「遠ざかるトルコ」を恨めしく思っていたのだ。
仲間の一人は早くも「残念ですねえ・・・、まあ、来年を期しますか」などとメールを寄越して来て、先の短い年寄りにしては意外にあっさりしているなあ、などと思っていたのだ。
ところが、早くも昨夕「申し込みどおり全てとれました」とJTB担当者から連絡があった。「へえ、そんなに早くキャンセルってあるものですか」と問うと、「ハイ、キャンセル待ち1位でしたから必ずとれると思ってました」とケロリとしている。なーんだ、心配するんじゃなかった、と気をもんだ自分を悔やんだのであるが、とにかくメデタシということに相成った。
決定となると急激にトルコが近づいてきた。出発まで余すところ2ヶ月ない。改めてコースを確かめ、行く先々のガイドブックをめくる。だんだんその街を歩いているような気分になってくるので、旅とは行く前も楽しい。
これまでの海外旅行では、ツアーでありながらオペラ鑑賞など独自計画を盛り込んだりしてツアコンさんに迷惑をかけて来たが、今回は年齢のことも考えて、全て搭乗員に従う旅をするつもりであるので準備するものは無いが、その国、その街についての予備知識だけは持って行きたい。
これから数十日、トルコを勉強する毎日が続くことになるのであろう。