土曜日の晩から日曜日昼過ぎまで冷たい雨が降り続いていた。
そんな小雨の日曜日の朝、一人ででも玉ネギの苗を植えようかと畑に出てたら、
いつもの仲間たちが「微妙だと思ったけど…」と言いながらやって来た。
折れかけてた気持ちが一気に盛り返して、みんなで玉ネギの苗200本を植え終えた。
秋が短い感を受けたと思ったら暖かな日があり、その後急に冷えたりと、行きつ戻りつ季節は変わる。
日曜日、毎年恒例の音楽教室主催の「おとなの発表会」に今年も参加。
ピアノを習い始めて8年目、子供時分の8年ならばさぞかし弾きまくれるようになっただろうに、
悲しいかな、大人になってからだと上達速度はまことに遅々である。
ただ、そんなことは習い始めから分かっておったこと、遅々でもええから続けることを課してきた。
年に1回のことゆえ、人前でつたない演奏をすることに慣れてないこと、
10回に7回はミスらずに弾けるようになったもんの残る3回の壁はけっこう厚いこと、
などから、絶体の自信をもって発表会に臨めるわけではない。
それでも、参加し始めて5年目、それなりの参加経験はあると言い聞かせての、いざ本番。
やはりミスった。
が、去年に比べると、指の異常な震えは減って、つかえたとこはすっ飛ばして最後まで弾き終えた。
音楽教室兼ピアノ販売店の社長の言葉、毎年同じだが、勇気をもらえる。
「1万人の人が何か楽器演奏をしたいと思う。そのうちの100人が実際に楽器演奏を始める。
そのうちの10人が続けることができて、そのうちの1人が人前で演奏する勇気を持つ。
今日に備えて一生懸命練習されたでしょうが、皆さんは1万人の1人だから、
今日は、上手く弾こうとか失敗しないようになどと思わずに、とにかく楽しんでください。」
全20組、人の参加者は、年齢も演奏する楽器も練習歴もバラバラ、
この人も生徒さん? と驚くほどの技量で難なく1曲を演奏される方もいるが、
70歳くらいのおじいさんが、たどたどしい指使いで途中止まりながらも一生懸命弾く姿、
リズムがズレてても、バックの伴奏についていこうとドラムをたたくおばあさんの姿勢、
そうした演奏のほうに気持ち揺さぶられるのは何故なんだろうね。と思う。
一応、発表会で一区切り、さ~て、次なる曲を何しょうかの~
ちょい悪さま:そうでがんすね。
そうして同じような文句を繰り返しながら発展してきたのでしょうから。
でも、文句は言いたいでがんす。
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