桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

対決

2010-07-01 | Weblog
民主党の内部対立は、まあ思想的にバラバラなのだから当たり前に起こり得るが、問題はマニュフェスト。笑っては済まされない。
政策は選挙の柱だから、そう簡単に出したり、消したりされては困る。
前政権の自民党が選挙時においしいことを言い、当選すれば平然と無視しることを重ねたが、チェンジ!を旗印に戦って勝った民主党なのに、参議院選挙になったらばマニュフェストを変更したのでは、全くノーチェンジだ。
小沢の批判対して、枝野は「無責任」とか反論してるけど、こんなときに使う言葉だろうか。小沢が無責任ならば、その無責任なマニュフェストで勝った枝野は、一体何だと言うのだろう。
約束したことは実現する、それが政治だ。そういう政治でなけれはならない。大胆な予算の組み換えで実現するのが責任であろう。
金が無いからやらないのも無責任ならば、やれないマニュフェストを掲げたのも無責任。民主党の限界をしめす騒ぎだ。