桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

見るに忍びない

2021-11-14 | Weblog
昨日の朝日新聞の天声人語にはビックリした。今回の選挙でお灸をすえられたのは野党だとあった。
朝日、大丈夫かぁ?
世論が野党共闘に賛意を示さないと書くが、それはテレビ新聞が野党共闘を正確に報道しなかったからではないのか。
野党共闘が勝っては今の政治で利益を得る大資本のテレビ局や新聞社が困るので正しく報道したからではないのか。
国民の財産を支持者などに安くて売り渡した森友問題、選挙民や利害関係者を税金で招いた桜問題など、選挙で工藤会を利用して放火事件を起こさせた犯罪行為、女性に薬を飲ませてレイプした男が自分を利する記者だからと逮捕させなかった警視庁長官になった中村格問題など、腐敗極まる安倍、菅の自公政権を養護してマトモに報道しなかったテレビや新聞があればこそ、権力に靡きやすい日本人だから、このような選挙結果になったのではないのか。
それに本当に選挙結果は自公政権が支持されたのだろうか。小選挙区と比例制の解りにくい制度が国民の意思を正確に表さない結果になっているだけではないのか。
それにそれに、野党共闘があればこそ、小選挙区では自公政権の候補を追い詰めた接戦選挙区が多数あったが事実のではないのか。
もし共闘がなかったならば、もっと野党は残念な結果になっていたことは、その事実が示しているのではないのか。
確かに世論調査結果はあっても、その表面的な事実を透過した実態を書いてこそ、ジャーナリストではないのか。
世論調査をすると、野党は批判ばかりと語る国民も多い。政権の行いを批判し、是正を迫ることは野党の重要な任務であって政権に同調する野党では民主主義社会では存在意義がないだろう。
政権に同調する野党ばかりでは全体主義、戦前の日本と同じだ。
世論は危ういこともある。ましてや健全なマスコミの存在しない国家にあっては誤った方向に導かれ易くて、それはロシアや中国、北朝鮮などを見れば明らかだろう。
読売や産経などが跋扈すればこそ、このような選挙結果になったと俺は思っているが違うだろうか。
こんな新聞ばかりだから新聞離れになるのだ。しっかりして欲しいなぁ。