桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ノルウェーのテレビ局

2019-12-14 | Weblog
袴田事件行動の日、ノルウェーのテレビ局から取材された。
何でもノルウェー人が冤罪で逮捕されているそうで、自白強要されたのか、日本の取り調べ体験者に話を聞きたいということから俺にお鉢が回って来たらしい。
有楽町マリオン前から議員会館での院内集会などを取材された。
途中、日比谷公園でもインタビューされたが、公園の見張りが来て「事前の許可を取れ!」とのこと。
何度も来て、最後には、公園管理者が出て来て終わりにされた。
国会議員会館での集会が終わり、テレビ局の女性が、俺を携帯カメラで撮ろうとしたらば「敷地内ではダメ
!」。
公園や議員会館など、多分、外国ではオープンスペースだし、パブリックスペースと呼ばれて自由だよね。
日本の可笑しさを、こんなところにも感じたのではなかろうか。
証拠捏造をして冤罪を作る日本の警察。その警察に同調した上、更に無実の証拠を隠す検察。それらの不正を見逃して冤罪を完成させる裁判官。俺の体験や仲間の体験を話したが、ノルウェーの人には、どう感じたものやら。