桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

適正な対応

2015-09-18 | Weblog
警察は、何があっても、必ず「そのときに合わせて間違いのない判断をした」と弁解する、何があっても、だ。
挙動不審のペルー人を警察署から逃げさせ、更に、そのペルー人の犯行が疑われる殺人事件があり、加えて2件も殺人事件が重なりながら、何れも埼玉県警は「適正だった」と言うし、警察庁長官も、その埼玉県警の弁明を追認した。
そうだろうか。
住民から「挙動不審の外国人あり」と通報されて連行した人物が、タバコを吸いに出させた場所から赤信号を突っ切り、車に轢かれそうになりながら逃げたのだ。そこに異常を感じない警察官の犯罪に対する感覚が適正だろうか?
夫婦が殺害されたのに、その事件から周囲に警報を発しない危機意識に欠ける警察官業務が適正だろうか?警報を発していれば、夫婦殺害事件後の2件の殺人事件は防げたのではないのか?
これで社会の治安を守る警察ですと、どの面を下げて言えるのか。
警察庁長官を含めて、こんなにも無責任、無自覚、無能力である者は、警察官職を辞任すべきだろう。
国家公安委員会は、全く警察を監視する任務を果たしていない。厳格に警察官業務を監視する組織を作らなければならない。早急に。

人の本性

2015-09-18 | Weblog
あの人は素晴らしい、この人は立派、人の評価をしても、その人の実際は、事がないと判らないものだ。
俺は、それなりに評価されたりするが、事があると、意外と冷淡なところがある。人間的に小さいし、事に狼狽えてしまうのだ。
今、日本という国家が本質的に変えられようとしているとき、人としての想いを語り、態度に表す人もいれば、沈黙を守る人もいる。これが芸能人になると、大企業であるテレビ局やスポンサーの思惑を外せば、たちまち名誉欲、顕示欲、金銭欲が取り上げられ、芸能人として生活出来なくなる怖れがあるからだろう、自分の想いを表す人は、そう多くはない。
そんな中、石田純一は、昨夜も今朝も国会前に来て「戦争は文化ではない。小選挙区制ゆえの多数だ」と発言したらしい。
大したモノだねえ。立派だねぇ。「不倫は文化」なる言葉で有名な石田純一だが、あのときの姿からは予想もつかない、人間としての気骨を示した昨夜と今朝だ。
今回の「事」がなかったらば、この石田純一の本質的な姿を知らずにいたことだろうが、人間、かくありたいものだなぁ。

勝ち戦

2015-09-18 | Weblog
戦いは、何でも勝てば良く見える。昨夜はソフトバンクが優勝を決めたが、若手の育成も含めて、申し分のない優勝。圧倒的でさえ、あった。
もちろん、優勝は、個々の選手の頑張りに依るが、その選手を束ねてチームとした監督の力量もある。工藤監督は、初めての指揮ながら辛抱強く若手を起用し、チームとしての一体感も失わずに纏めた。なかなかの力量と評すべきだろう。
いかに強力な個人を集めても、それがチームとしての一体感の上になくては、絶対に成績には繋がらない。我がセ・リーグは、明日の判らない混戦になっているが、工藤監督と同じように若手を起用して育成し、何人もの故障者がありながら首位に立つヤクルトは、真中初監督であるのも面白い対照だ。
今年は初監督同士の日本シリーズかな。

何度見ても

2015-09-18 | Weblog
昨日の戦争法強行採決は、何度もテレビで見たけれども、何が何だか判らない。あれで法律になるとしたらば、この国は滅ぶね。
安倍や、それを支持する連中だけが滅ぶならば自業自得。勝手にやれば良いけれども、戦争に加担すれば国として戦いに巻き込まれ、一蓮托生になるのだから座視することは出来ない。
驕れる者久しからず。平安時代の過去から言われること。道理と真理ある反対行動を重ねれば、必ず安倍や、その一派は退場させられる。戦おう、日本人を戦場に立たせないために!!戦おう、日本人を戦場で死なないために!!