桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

社会全体なんて!!

2015-09-02 | Weblog
経済同友会が、オリンピックをめぐるドタバタ続きに対して、社会全体が弛んでる、なんてコメントした。また社会全体?
違うでしょ、弛んでるのは。政治であり、責任を取るべき人たぢじゃないの?
それを社会全体なんて言うのは、また連帯責任でウヤムヤにしようなんて魂胆かねぇ。

さらば読売新聞

2015-09-02 | Weblog
我が家は、俺の記憶の始まりから読売新聞を読んでいた。
俺が最高裁で有罪が確定したとき、その最高裁決定に対して異議を唱える社説を掲載してくれたことは、どのように感謝しても感謝し足りないと思い、社会に帰った後も愛読して来た。
しかし、このところの中身は、余りに無惨だ。
先日の国会前安保法制反対集会を報じた文面をみたとき、あの反対行動を、まるで賛成者と同じ扱いで書くのには、もうダメだと思った。
安倍応援団など、金を払って読む価値はない。
さらば読売新聞!
また会う日、あるかなぁ。

ジャニーズ

2015-09-02 | Weblog
俺は、ジャニーズのトキオが出演している「鉄腕ダッシュ」が大好きで、必ず見る。
娯楽番組のジャニーズならば、素直に楽しく見られるが、情報番組となると、申し訳ないが、この人たちで良いのかと疑問に思う。社会の情報を伝えるには、ただ操り人形のように動く「アイドル感覚」で、果たして正しく情報を伝えられるかと案じるからだ。このごろ、あちらこちらでジャニーズのタレントを使った情報番組が増えた。
トキオのメンバーの国分太一もTBSの朝番組でMCを担当するが、今朝の毎日新聞で「今まで自分が積み重ねてきたものを信じて、時に大多数が『反対』と言っても『賛成』と言える人間になりたい」と語っている。
これ、逆じゃない?
普通は「大多数が賛成といっても反対と言える人間になりたい」となるんじゃないの。
確かに、物事に対して、イエスであれ、ノーであれ、社会の意見に逆らって意思を明言することは、それを語る当人の人格を示すことになる。
ただ、「多数が反対しても賛成をかたる」となれば、今、社会の大問題である安保法制での多数の声に対して、賛成と語ることを示唆したのであれば、単に権力に寄り添うだけのこと。無知を晒すたけのことだと、果たして判ってるかなぁ。