桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

国会前

2015-07-16 | Weblog
狭山事件裁判所前宣伝が終わった後、国会前の抗議行動に参加した。
国会議事堂脇の道路は、警察が封鎖して国民を歩かせない。道路を挟んだ反対しか歩かせないんだよ、これに、まずビックリ。警察は自由に歩行者を制限出来るんだね。
国会議事堂正面に行ったらば、共産党、社民党、民主党の議員がマイクで話していた。民主党の女性議員、道路にバリケードがあることを怒った。で、その議員さんたちが帰ったらば、「バリケードを撤去します、皆さんご協力を!」と、抗議行動を指揮している人が言った。さすがに国会議員、たちまち警察の作ったバリケードを撤去させたか!!と、喜んだらば、国会議員が消えた後の警察の対応が違う。「自主的に撤去します、皆さんご協力を!!」と言うのに、警察の機動隊が出て来てバリケードの撤去を阻止し始めた。
俺も血が騒いだなぁ。
昨日、転び公妨罪(何もないのに警察官が自分で転び、やられた!と言うのが、転び公妨罪)で2名が逮捕されたと聞いていたので、石垣に乗り「ビデオは警察官を撮影して!でっち上げをするから撮影して!」と、大声を出して警察を牽制した。
争いな前の道路には、新しい機動隊が勢揃い、これは来るかな!と思ったらば、突然、「引け!」の指揮。それでサッ!消えて行くんだよなぁ、警察官って。
バリケードは撤去させたが、あの若い警察官たちの、指揮棒で動く姿勢を見て、言っては悪いが飼い主の言うがままの「犬」のように見えて、やはり警察官が犬と言われるのは当たっていると判った。
まあ戦争法が出来たって、警察官は戦争には行かないよね。冤罪に他人事な社会の人と同じに、戦争法に、とりあえず無関係な警察官。
国会議事堂抗議行動では、また日本が見えたなぁ。

狭山宣伝

2015-07-16 | Weblog
今日は狭山事件の裁判所前宣伝。長い付き合いになる獄友たちが、次々に再審を実現する中で、取り残されたようにある狭山事件を思うと、石川一雄さんの心中が察しられて辛い気持ちになる。何としても、1日も早く再審を実現させたい思いになるんだよ。
俺が刑務所にいるとき、1980年代に死刑4事件が再審を実現したけども、嬉しい反面、なぜ俺は勝てない!と辛かった。寂しかった。哀しかった。
今日は予定もないので狭山事件裁判所前宣伝に参加したが、台風の影響による雨も降らずに行えて、集まる人の想い、石川さんの思いが裁判官に通じることを祈りながら、俺も声を上げた。

朗読の会

2015-07-16 | Weblog
俺の友人が主宰する朗読の会がある。昨日は、その1周年。もちろん、俺も参加した。
何人が参加したのかは知らないが、超満員。参加者が多ければ時間は足りなくなるのは当然。大変だったが、主宰する友人の想いに心を重ねる人が集まり、本当に楽しかった。
最後は、カラオケに、これも何人だったのか、10人以上が参加して、最後まで盛り上がったなぁ。