桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

緑フォーラム

2015-07-26 | Weblog

昨夜は、緑フォーラムという組織から布川事件の話をして欲しいとの依頼で行った。
聞けば、組織として、色々な社会の問題を学ぶために集まりを持っているそうで、今回は「冤罪」をテーマにし、布川事件のホームページからたどり、映画などを見たり、俺の話を聞いた人からの意見などで、招いてくれたそうだ。
会場は東十条駅から降りて歩き、昔の想い出の場所からは、全くの反対方向。銀河実験劇場と言う場所だったが、ピアノやドラムなど、音楽に使うところだった。音感喫茶、とも標示があった。
50人くらいの参加者だったろうか。若い人が半分くらいで、俺が招かれて行く場所としては、珍しい人員構成だったが、話すことは同じ。「なぜ冤罪は作られるのか」と題し、警察と検察が、何をしても許され、責任を取らない体制を変えよう!と訴えた。歌も唄ったが、アンコールの声が続いて4曲になった。
皆さんが話も歌も喜んでくれて、また新しい繋がりを得た夜になった。