桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

砂糖湯

2010-08-29 | Weblog
突然、思い出したことがある。
俺が、まだ小学生のころ、農作業は人力が中心だった馬や牛も農耕はしたが、その他の作業は人力が総てだった。
俺も親戚に手伝いに行き、足手まといにならない程度の仕事をしたことがある。そんなとき、駄賃を貰ったのか、覚えてない。覚えてないから駄賃は無かったと思うが、当時は、何かを食べるくらいが、せいぜいだった。
武藤のおばちゃんのところで稲刈りをしたとき、砂糖湯を出されたことがあった。これがメチャ美味かった。特別に入れたモノはないはずだが、今でも思い出すくらいに美味かった。
今日、散歩途中で稲刈りを見たらば、突然に思い出した。

またまた

2010-08-29 | Weblog
墓前の茶器が投げられているのを発見して以来、時間があるたびに墓に行っている。
この前、投げられてから二日間は無事だったが、今日、3日ぶりに行ったらば、とんでもない所に投げられたあった。馬鹿な奴だよね。
俺が勝利したのが面白くないのだろうが、墓にあるものに当たっても仕方ないのに、そうするしかない不満、欝憤、悲しい奴だと哀れむしかない。
ただ、気分が良くないのは当然で、どうして犯人を探してやろうかと考えている。
何日かに一度、我々の地区の墓地に入っている人のうちに犯人がいる。
どうしてやろうか?

暑い夏

2010-08-29 | Weblog
まだ暑さが続いているが、昨日、夕方、東京を歩いていたらば、足元に蝉が動いていた。
近寄っても動かないし、もう元気がなかったが、踏まれても可哀相と持ったらば、一人前に鳴き声を上げた。それを木に移したが、この長い暑さは、果たして蝉には嬉しいのか、迷惑なのか、どっちだろう。