桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ジーパン

2009-03-23 | Weblog
ジーパンの左膝が切れた。擦り切れを放置していたらば、一気に破れが広がった。若者は、わざわざ破って着ているから、オヤジの俺だって穿いて構わないと思ったが、連れ合いは反対だと言う。
何を言われても、思われても構わない、俺は俺だものとは思うが、闘う立場としては人様の思いや印象は大事。オヤジのジーパンの破れは不恰好、不潔かもしれない。
納得して穿くのは諦めたが、珍しく皮肉めいた言葉が続いて、アナタは何だか判らない人だ、歯ブラシを使ったまま机に置いて、また洗わないで使うなんて、こんな不潔なことをしてるなんて、誰も思わないよね、私しか本性を知らないね、などと言う。
何も俺が使うんだもの、不潔も清潔もあるまい。聖書にあるよね、人が汚れるのは口に入るモノにはよらない、口から出るモノによって汚れるのだと。
俺は、その点では汚れているとは思うけど。