桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

関西集会

2008-05-20 | Weblog
今度の集会の7事件は、強盗殺人から横領、強制ワイセツ事件まで、多様だ。それらが、大阪地裁所長襲撃・オヤジ狩り事件を除いて、総て事実を無視されて有罪にされているのだから参る。裁判官という職業は真実を見抜く人間の眼を失わせるのだろうか。
我が布川事件は、幸いにも隠された証拠が出されたから救われようとしてるし、勝てる状況も生まれてる。でも、隠されたら判らないよね。
今度の集会でも思ったのは、なぜ証拠隠しが許されるのか!という不審と怒り。証拠によって裁かれるべき裁判の基本から考えても許されないはずなのだ。
俺は自分も勝ちたいが、冤罪と闘う総ての仲間に勝って欲しい。その思いを重ねた集会だった。