まだまだ続きそうなこの作品ですが、少し停滞気味だった話の方もこの16巻から動きが出てきました。
相変わらず激しい性描写は健在ですが、この巻ではそのシーンはかなり減っています。
世界から多くの男がウイルスで激減して、残った男は性欲もなく生殖能力に欠ける状態になり、それを治す薬を開発している主人公と、生殖の出来る男たちの子孫を量産するグループ。男をこの世から抹殺するべく組織との闘いと、目まぐるしく巻内で主人公が入れ替わります。
単純な構成の物語ですが、かえってそれが受けるのかもしれません。
シリーズ累計850万部と出ていますが、これだけ売れているとなかなか終話にしないのではとも感じますね。