我が城には、文鳥という鳥がおってな、こいつらが繁殖してしまったお陰で籠の掃除が大変である。
普段は下の汚れ取りのトレーだけ洗えばよいのだが、一ヶ月もすると籠の周りはごみだらけになるな。おまけに当たりかまわず散らかすで、この掃除が面倒でござるな。
水浴びなんぞは、周囲に飛び散り汚すので、その対策として鳥籠のラックにビニールシートを巻きつけ、水が外に行かないようにしておる。
大掃除というのはこのビニールシートの交換と、鳥籠そのものの洗浄だな。
とりあえず籠の掃除の邪魔になる鳥たちは、運動をかねて放鳥するが、こやつらは拙者が作業してる横に来ては、いたずらし放題で、ティッシュは持って飛んでいくは、新聞紙は破っていくは、はたまた肩に乗って、あろう事か拙者の耳をつまんで邪魔をするな。
そしてお決まりの、ふんのお土産なんぞも遠慮なく置いていく。
籠を5個も洗うと、さすがに1時間はすぐに飛んでしまうな。
それから、掃除機をかけてシートを切り貼りしてとやっていると大体2時間。
午前中はこれでおしまいじゃ。
この後放鳥した者どもを捕まえては、籠に放り込むという作業があるな。
素直な奴と、そうでない奴が半々。
これがまた一大戦争でござる。