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救援本部ニュース421号 2013.2.11
「非常用冷却装置は地震で壊れた」調査を妨害
東京電力が、福島第一原発1号機の現地調査を申し込んだ国会事故調査委員会に対し、原子炉建屋内には光が差し込んでいるのに「真っ暗だから」として断念させた事実が明らかとなり、大問題となっています。
国会事故調は、緊急時に原子炉を冷却する「非常用復水器」が地震で壊れた可能性があることから、現地調査を計画していたのです。それをウソの説明であきらめさせ、真実の解明を妨害したというのです。
福島第一原発は、津波の前に地震で壊れた! このことが明らかになるなら、津波対策の防潮堤建設だけで済ますことはできない。地震列島の日本の全原発廃炉が緊急の課題となります。だから、東電は虚偽の説明で調査を妨害した。これほど悪質な犯罪行為はありません。福島第一原発事故という何十年、何百年にもわたる甚大な被害を及ぼす大惨事を起こしておきながら、なおかつ原発利権にしがみつき、事故原因を隠し通そうとする。この極悪の犯罪企業・東電を未来永劫、許すわけにはいかない。徹底的な責任追及が必要です。
東電も中日本高速も、事故の危険をひた隠しにして大惨事を引き起こし、今も続けている!
労働者、労働組合の問題として闘う
しかし、犯罪企業は東電だけではありません。 笹子トンネル事故で通行中の多くの車両を巻き込み、9人の利用者を死に至らしめた中日本高速は、事故の3年前に、トンネル内の設備が老朽化したため天井板を全面撤去する計画を策定したにもかかわらず実行せず、天井板をそのまま放置して大事故を引き起こしたというのです。天井板撤去を取りやめた理由は、長期間トンネルを通行止めにする必要があるから。同じく足場を組んでアンカーボルトなどを点検する計画も取りやめとなった。要は、通行止めとすると儲けが減る、費用がかかるから。カネがすべて。人命軽視も甚だしい。尼崎事故や羽越線事故を起こしたJRも同じ。資本の本質そのものです。問題は労働組合がこれとどう闘うか、です。がんばっていきましょう。
国鉄1047名解雇撤回!民営化・外注化粉砕、非正規職撤廃!
2・17労働者集会
2月17日(日)午後5時 東京・錦糸町 すみだ産業会館
再稼働阻止! 未来のために立ち上がろう!
3・11 反原発福島行動’13
3月11日(日)正午 福島市福島県教育会館大ホール
★当面する闘争スケデュール
★いまこそすべての原発なくそう!全国会議 HP
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