末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

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救援本部ニュース 第427号

2013-02-21 08:44:48 | #すべての原発いますぐなくそう



救援本部ニュース427号 2013.2.21

勇気持ち真実伝える 放射線衛生学者 木村真三さん
「チェルノブイリ原発周辺の町は250年帰還できないとされている」

 愛媛県出身の放射線衛生学者で福島県双葉町の「復興まちづくり委員会」の委員を務めている木村真三さんの意見が2月11日付愛媛新聞に掲載されています。
 以下、紹介します。
*  *  *
 現在、私はウクライナに来ています。こちらでは2000年から、チェルノブイリ原発事故の被災地域で住民の健康調査をしています。……
 福島の行く末を見守っているのは日本人だけではありません。心を寄せてくれる若者が世界にはたくさんいることを肌で感じました。
 1月23日、井戸川克隆町長辞任の一報が入りました。青天のへきれきです。6日前に町長から「双葉町への帰還は30年後」と具体的な数字が示されたばかりでした。……
 私は、町の将来を担う若い人たちには被ばくを強いるのを避けるため、帰還には少なくとも165年かかるという見解を伝えています。
 チェルノブイリ原発周辺の町は250年帰還できないとされています。井戸川町長からは「165年とはさすがに言えなかった。でも30年は帰還しない」という言葉があり、少なくともその決断について、若い人の将来についても責任を持つという意志を感じていました。今後は、その数字にだれが責任を持つのでしょうか。
 (井戸川町長の言う)30年後の帰還に関して異論が出されました。放射能の影響を受けにくいお年寄りから、もっと早く帰還させてはどうかと。しかし、町というものは誰かが戻れば、インフラを担う人々が必要となり、担い手の多くが若者である以上、お年寄りの帰還は若者の望まない被ばくにつながってしまいます。学者や政治家はいとも簡単に言いますが、仮に将来的に健康被害が発生したとき、その責任を本当に取ろうとしている人はいるでしょうか。検証もなく、都合のよい美辞麗句によって人や行政の心をつかむことは、私にはできません。勇気をもって真実を伝える。これが本来の在り方ではないでしょうか?   *  *  *
 福島の怒りと一つになって、闘っていきましょう。

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