２００７年２月２日 坂上二郎

　朝のテレビ番組に出ている、坂上二郎さんを見た。脳梗塞を患った後の二郎さんはその講演の為にあちこちから声がかかり忙しい日々を送っているらしい。歌が大好きな彼はそこからリハビリも進め、早口言葉などいろいろと訓練を積み重ねたそうだ。大変さは本人にしか分かるまい。頑張ったのだろうなーとは思うものの実際のところは不鮮明。けれど、二郎さんは明るく笑顔交じりに日々の大変さを語る。胸が熱くなった。ただ、気になったのは現在の二郎さんのお疲れ振り。しょんぼりしていて凄く小さく感じた。本物のおじいさんの様だった。ステージでは華々しく演じていてもそこを降りるとちっぽけなおじいさんに成り下がる。悲しいかなそんな二郎さんを垣間見てしまった。泣ける話だ。けれどもここでは泣かない。何たって彼は前向きに生きているのだから。常に高笑いを忘れず、楽しそう。見習わなければならない姿勢がそこにはあった。