スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

レース表記&第二部定理一九証明

2007-05-29 20:29:01 | 中央競馬
 今年から日本の競馬が世界の中でパート1国の仲間入りをしました。そのため,従来はGⅠ,GⅡ,GⅢと統一されていた日本の重賞の表記が,国際的基準を満たしているGと,それを満たしていないJpnの二本立てに変更となりました。すでにお気付きかと思いますが,このブログにおいても独自に表記を変更していますので,その理由と合わせてここで説明しておきます。
 まず僕は,日本で行われているJpnⅠの競走が,GⅠ競走と比べて,格式において何らかの違いがあるとは考えません。これは海外のGⅠと比較した場合にも同様です。ですから,それらを異なって表記するのは無用の混乱を生じさせるだけだと考えます。しかし一方で,僕は一刻も早くすべての競走に関して世界に解放し,国際的基準を満たすべきであるとも考えていますので,JpnのレースについてそれをGと表記する気にもなれません。そこで,日本で行われるGⅠとJpnⅠに関しては,それを一くくりにして大レースと表記します。そして残るGⅡ,GⅢ,またJpnⅡ,JpnⅢに関しては,これらすべてを一まとめに重賞と表記します。また,このブログでは南関東で行われる重賞についても扱っていますが,南関東で行われる地方馬限定の重賞に関しては,南関東での格式に関係なく,すべて南関東重賞と表記します。なお,これは今年からのことで,昨年までのレースには関係のないことですが,ややこしくなりますから過去に遡って同様の表記をすることとします。ただし,これは日本だけの問題ですので,海外の重賞に関してはこの限りではなく,Gを用いる場合もあります。
 僕の考えの通りに,日本の競走はさらに解放に向かうものと予測しています。この苦肉ともいえる表記は,日本からJpnのレースが消滅するまで続ける考えです。

 明日は浦和でさきたま杯があります。楽しみなメンバー構成で,ここはフジノウェーブ◎とディープサマー○の南関東2頭に期待。もちろんリミットレスビッド▲,メイショウバトラー△,アグネスジェダイ△といった中央馬が強敵になります。

 人間の身体が外部の物体とある関係をもつときに,この人間の精神のうちに,その外部の物体の現実的存在の観念だけでなく,自分自身の身体についても,それが現実的に存在するという観念が生じるということだけに注意するのであれば,第二部定理一九というのは実はいともたやすく証明することができるのです。
 なぜなら,これはすでに第二部定理一七の証明のうちにみたことですが,人間の身体とある外部の物体が関係することによってこの人間の精神のうちに生じる観念には,岩波文庫版113ページの第二部自然学②公理一により,その外部の物体の本性と,自分自身の身体の本性の双方が含まれているのです。このことから,外部の物体についてそれが現実的に存在すると知覚することが導かれるのであれば,第二部定義二に訴える同様の論理展開で,自分自身の身体に関してもそれが現実的に存在すると知覚するということを導くことができます。なぜなら,自分自身の身体の本性は,自分自身の身体の存在を定立するのであって,それを排除するものではないからです。よって人間の身体が外部の物体によってある刺激を受けるとき,この人間は,自分自身の身体が現実的に存在すると知覚するということになります。
 なお,この知覚についてもまた,僕たちは常にそれを意識するというものではありません。僕たちがそのこと自体を意識するというのは,この知覚の観念,すなわち知覚も観念の一種類ですから,観念の観念が精神のうちにあるという場合であるということになると思います。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 岸和田記念&第二部定理一九 | トップ | さきたま杯&第二部定理一六系二 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

中央競馬」カテゴリの最新記事