スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

神奈川新聞社賞ローレル賞&アベマズへの考察

2021-11-10 19:11:38 | 地方競馬
 北海道から2頭が遠征してきた,東京優駿2歳牝馬トライアルの昨晩の第21回ローレル賞
                                        
 ジョーストーリーが逃げてスティールルージュが2番手。3番手にレディオガガとピンクプラム。5番手にプラチナプライドとインザライフ。ここまでは集団。4馬身差でコーミズアムールとカーロデスティーノ。3馬身差でシャノンファンキー。3馬身差でクライオブデライト。4馬身差でレディーファルコン。後方3番手がルスキーユ。最後尾をホワイトスズランとダーラナホースで併走。前半の800mは49秒9の超ハイペース。
 前の2頭が3コーナーから後ろを離していき,3番手併走のレディオガガとピンクプラムは一杯。前2頭と3番手との差が4馬身くらいになって直線に。ジョーストーリーを競り落としたスティールルージュが抜け出すと,5番手にいたプラチナプライドが猛追。2頭がほぼ並んでフィニッシュしましたが,僅かに凌いだスティールルージュが優勝。プラチナプライドがハナ差で2着。競り負けて一杯になったものの,ジョーストーリーが4馬身差の3着に粘りました。
 優勝した北海道のスティールルージュはフルールカップ以来の勝利。北海道の2歳重賞を勝っている馬は,この時期なら基本的な能力は南関東勢より上なので,有力候補の1頭とみていました。左回りになることと,距離が延びることが懸念される材料でしたが,両方を克服しての勝利。最後は詰め寄られたものの,前の馬を自ら競り落としての勝利ですから,この距離までなら大丈夫とみてよさそうです。祖母の12歳上の半兄にサウスヴィグラス
 騎乗した北海道の桑村真明騎手は2016年の東京プリンセス賞以来となる南関東重賞2勝目。管理している北海道の角川秀樹調教師は2016年のローレル賞以来の南関東重賞3勝目。第15回も制していて,5年ぶりのローレル賞3勝目。

 4筒はパイレーツに対してもフェニックスに対してもかなり安全ではあるけれども,絶対に安全ではない。4索はパイレーツに対してもフェニックスに対しても絶対に安全である。このことはサクラナイツがこの場面で4筒を手の中に残して4索の方を捨てたことの理由にはなるでしょう。しかしこのことだけでは,やや根拠として薄弱ではないかという気がします。というのは,事前にいっておいたように,ここで4索を捨てて4筒を手の中に残すと,サクラナイツの手は得点を獲得するのが非常に難しくなるからです。確かに4筒と4索の間に安全度の違いがあるのは事実ですが,4筒で失点する可能性はほとんどないのも事実なのであって,ただそれだけの相違で,自身の得点の獲得をほぼ断念するのに値するのかということに,疑問の余地があるからです。そこで,別の理由があるのかということ,またそれがあったとすれば何であるのかということも考察しておきます。
 パイレーツに対するケアとフェニックスに対するケアについてはもう説明したのですから,残るはアベマズに対しての考察です。ただ,ここで注意しておかなければならないのは,サクラナイツのプレイヤーである内川の希望spesは,南4局1本場に移行するということ,それもできればパイレーツがアベマズに対して失点することによって1本場に移行するということだったのですから,アベマズに対する考察は,ケアについての考察だけでは十分ではなく,自身の希望が現実化するためにアベマズに対して協力するという観点からの考察も必要になるということです。
 まず,4索を捨てることでアベマズに対して失点する可能性はありません。これはパイレーツが4索を捨てたばかりであるということから明白で,まだその後の手番が回ってきていないアベマズの手は,その時点と変化していません。つまり,もしサクラナイツが捨てる4索でアベマズが得点を獲得できるのであれば,パイレーツがそれを捨てた時点で得点を獲得しているのでなければならないからです。
 では4筒でアベマズに対して失点する可能性はどうかというと,これはわりと低い,つまり可能性は薄いということができます。

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