スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

エスサーディー&不成立

2006-09-30 23:00:46 | 血統
 1999年1月31日にフェブラリーステークスを勝ったメイセイオペラ。実はこの馬も母系を辿って(母,母の母,その母という具合)いくと,かなり古い時代に日本に輸入された1頭の牝馬に行き着きます。それがエスサーディー(6-a)という馬。エス・サーディーではなく,エスサー・ディーです。
                        
 この馬は1902年(明治35年)にイギリスで産まれています。輸入されたのは1909年か1910年(明治42年か明治43年)のどちらかと思われます。前にもいったことがあるかもしれませんが,この時代に輸入され,現在でも続いている母系の馬は,小岩井農場の輸入馬が多いのですが,この馬は奥羽種馬牧場というところの輸入馬のようです。繁栄の程度からいえばそう広がっているとは(あくまでもほかの系統との比較の上でのことです)いえないかもしれませんが,メイセイオペラのほかにも,近年,何頭かのGⅠ勝ち馬が出ています。また機会があれば紹介することにします。

 明日は中央競馬の秋のGⅠシリーズの開幕戦,スプリンターズステークスが行われます。現状,日本はスプリンターのレベルが最も低く,外国馬の争いと思うのですが,一長一短あって難しい。一応,テイクオーバーターゲット(テイクオーヴァーターゲットと表記するべきだと思います)◎が中心ですが,この馬,グローバルスプリントシリーズで,各国の初戦より2戦目に成績を落としている点が不安です。能力なら昨年の覇者,サイレントウィットネス○ですが,昨年のこのレースを勝った後,ウイルス性の疾患に冒されたということで,それ以来未勝利。体調がどの程度回復しているでしょうか。イギリスの2頭は日本の馬場でのスピード勝負に不安材料が。一応,来日後,陣営が強気のレザーク▲を上位にみて,ベンバウン△。この2頭は雨が降った方がいいかもしれません。日本馬では先物買いの意味も含んでステキシンスケクン△。揉まれ弱いのですんなりいける1600メートルで結果を残していますが,もし将来大成するならスプリンターとしてではないかと思っています。

 それから向日町記念の決勝(記事は3日を予定)。並びは海老根-高木-海野の南関東,村上-前田の近畿に吉永,北津留-小野の九州で,菊地が単騎(もったいない)。村上選手○の先行から前田選手◎が一応の狙いですが,3日間捲って3連勝の海老根選手△が明日は先行して高木選手▲というケースもあるような気がします。ふたりで意地を張り合えば北津留選手の一発ですね。

 現時点ではという限定でいった方がいいのかもしれませんが,神の実在を人間はそれ自体では知り得ないであろうというのが僕の結論です。
 ところで神は,第一部公理三ふたつの意味のうち,強い意味を成立させるためにその背後でこの公理を前提するものとしてここでのテーマに登場してきたのです。したがって,その存在がそれ自体では知られ得ないのであるとすれば,公理というのはそれ自体で知られ得るものでなければならないというのが僕の考え方ですので,第一部公理三は公理としては成立していないということになります。
 ただ,神の実在は定理としては間違いなく証明し得るものですから,少なくとも第一部定理一一が証明された後では,第一部公理三でいわれている内容については何も問題がないと考えます。したがって,いかにこの公理が公理としては成立していないとしても,この公理に訴えてあることを導いたからといって,それで問題が生じるということはないと思います。
 これで第一部公理三は終りにします。いつものように明日から簡単にまとめていきます。

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