スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産大臣賞典サマーチャンピオン&帰納法的説明

2014-08-19 19:02:45 | 地方競馬
 地方馬にもチャンスがありそうだと感じられた第14回サマーチャンピオン
 先手を奪ったのはエーシンビートロン。内を開けての逃げで、隊列が決まっての2番手は、内からズンダモチ、サイモンロード、ガンジスの3頭。アーリーデイズがその後ろで、あとはタガノジンガロ、ピッチシフター、追い上げたタイセイファントム。最初の600mが36秒0のミドルペースでした。
 前の組からズンダモチとサイモンロードは脱落。必然的にガンジスがエーシンビートロンを追い掛けることになりましたが、逃げていたエーシンビートロンの方に余力があり、直線入口から引き離していって5馬身差の圧勝。外を追い上げたタガノジンガロ、苦しくなりながらも内で粘るガンジス、2頭の中を伸びるピッチシフターの3頭が熾烈な2着争い。写真判定となり、2着は中のピッチシフター。ハナ差の3着に外のタガノジンガロと、地方馬2頭が入着。ガンジスはアタマ差の4着まで。
 優勝したエーシンビートロンは8歳にして重賞初挑戦で初勝利。今年の2月に準オープンを勝ち上がった後はオープン特別で3着を3回続けた後、前走で勝利。JRA勢では近況は最もよい馬で、ほかとの比較からチャンスありと考えられた1頭。この距離も最適でしたし、不良馬場ですんなり先行できた展開もよかったものでしょう。相手強化に対応可能かは未知数ですが、圧勝でしたから、楽しみは残ったといえそうです。母の父が1982年の菊花賞馬のホリスキーというわりに古い血統。高齢でも堅実に走っているのは、こうした血統背景も大きいように思います。Beatlonというのは会社の名前だそうです。
 騎乗したのは武幸四郎騎手で管理しているのは西園正都調教師。サマーチャンピオンは共に初勝利。

 第二部自然学②補助定理七備考の意味は,帰納的に示されています。思考方法として最善なのは演繹法です。ですから本当は逆方向で認識されるべきです。つまり,X属性の間接無限様態のうちで,X属性の個物res singularisがどんな作用をなしても,間接無限様態は本性と形相を維持するということが根拠となって,res singularisの複合の度合いが高まれば高まるほど,そのres singularisの内部で何らかの作用が発生しても,そのres singularisの本性と形相が維持される確率が高くなるということが結論されるのが,本来的な思考の筋道であることになります。
 第二部自然学②補助定理七備考の意味を,僕が帰納的に示したのは,第二部自然学②補助定理七備考のスピノザによるテクストが演繹的にではなく帰納的に書かれているからです。それ以上の意図はありません。ただ,この方法が本来的ではないとしても,だから誤ったことを知性が認識しているというわけではないということは確かです。実際に知性は,僕が示したようなやり方で,任意にある物体を認識することにより,その物体が部分を構成する複合物体は,その内部での運動に影響されて,本性や形相を維持できなくなる確率が低くなるということを十全に認識できます。そしてこのことから類推して,間接無限様態の内部で無限に多くの運動が生じていても,本性と形相を維持するということを十全に認識することができるからです。そしてこのことは,どの属性においても成立するということも,十全に認識できるのです。
 このように理解したときに,定まった存在を有する有限な様態的変状様態化した神の属性が,間接無限様態であり,同時にres singularisでもあると規定する別の論証の考え方は,非常にマッチしているといえないでしょうか。res singularisとは間接無限様態の部分であるとはいえないけれども,間接無限様態のうちにあるものであり,かつほかのres singularisと協同してより複雑なres singularisを構成し,この関係が無限に連鎖していくものだからです。
コメント
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