スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

大山名人杯倉敷藤花戦&一周忌法要

2011-11-06 19:35:36 | 将棋
 この棋戦では3年ぶりの対決となる第18期倉敷藤花戦三番勝負の第一局。対戦成績は里見香奈倉敷藤花が10勝,清水市代女流六段が8勝。
 振駒で里見倉敷藤花の先手。最近の振飛車は先手の出方で作戦を決めますが,この将棋は2手目が△8四歩だったので中飛車に。対して後手は金を6三に上がる独自の清水システムとでもいうべき形。先手がうまくその金を翻弄するように戦端を開いて龍を作ったのですが,その作り方に問題があったようで後手は再びその金を使って龍を抑え込みにいき,盛り返しました。
                         
 さらに龍を抑えるべく角を打ったのですが,この手が敗着となりました。▲5五歩がうまい返し技。とりあえず△6五歩と打ちましたが▲7六龍で忙しくなっています。△7五歩▲同龍△7四歩と進めましたが,そこで逃げずに▲5四歩。△7五歩はこれしかありませんが▲5三歩成で急所にと金ができました。後手も△7六歩で何とか攻め合いに持ち込もうとしましたが▲5二と△同飛▲6三角△7七歩成▲5三歩と打った局面は玉の堅さも違いますし,先手の攻めが切れる心配もないので,早くも先手の勝勢といえそうです。
                         
 このまま押し切って里見倉敷藤花が先勝。第二局は倉敷に舞台を移して27日の対局です。

 寺で法事を営む場合には,手順というのが大体は決まっています。まず住職による読経。本門仏立宗はこの読経の時間というのが長く,1時間ほどかけます。これを終えて墓参りです。前にもいったようにうちの墓は日野公園墓地というところにありまして,これは寺から歩いていくというわけにはいきません。以前は母がマイカーを出していたわけですが,現在はそれもできなくなっていますので,タクシーを呼んでもらいました。
 墓参りを終えますと精進落としということになります。これはふたつのパターンがありまして,ひとつは寺へ戻って弁当を食べるというもの。この寺にはわりと広い食堂がありましたので,こうしたことが可能でした。たとえば父の葬儀のときは,遺体を焼いてから寺に戻ってすぐに初七日の法要を営んだわけですが,こういう場合にはこの方法が便利です。しかしこのときは寺に戻らなければならない理由というのもありませんでしたし,食堂を利用する場合にはほかの信者たちにも多少の手間をかけるということもありますので,近くのファミリーレストランを利用しました。もちろんこれはいきなり店に押しかけるというわけではなく,事前に予約をしておきます。大概は同じ店舗を利用していますので,このあたりは親戚一同がもう慣れたものです。
 ところで,この精進落としというのが現在の僕にはいささか厄介なのです。というのも,僕は1日に3回,超速効性のインスリンを注射することになっています。3回というのは食事の前です。この日の場合,2時が開始の時間でしたから,昼食は先に家で済ませました。つまりこのタイプのインスリンはすでに2回は打ち終えています。そこでこの精進落としの前に打つなら,これを夕食としなければなりません。しかしそれにはいくらなんでも時間が早すぎるのです。したがって,こうした場合は僕は出された料理にはあまり手をつけることができません。注射をしないで食べてしまうと血糖値が上昇し,これは体感的にも苦しさが伴うので嫌です。ただ,血糖値は原則的に熱量に応じて上がりますので,熱量の少ないようなものが料理の中にあれば,そうしたものについては例外的に食するというようにしています。
コメント
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