スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王座戦&一時退院

2010-09-22 21:13:44 | 将棋
 羽生善治王座がこの棋戦での連勝を17まで伸ばして迎えた第58期王座戦五番勝負第二局。
 先手の藤井猛九段は居飛車を選択。変則的な序盤から駆け引きを経て先手が片矢倉,後手が金矢倉という形に。向い合っていた角を先手から交換して馬を作るという将棋になりました。第1図は1筋で銀の交換が行われたところ。
                        
 ここで後手が△6五歩と突いたのに対し,先手は▲同馬と取りました。△8六歩▲同歩△8七歩と垂らしたのに▲6四馬。しかしこれは△7三角▲同馬△同桂(第2図)で,先手の主張ともいえる馬が盤上から消えてしまいました。
                        
 こうなってはかなりあやがついてしまっている分,先手が苦しそう。この後,銀を犠牲に8筋を突破した後手が一方的に攻めきる形で勝っています。
 羽生王座が連勝で防衛に王手。きわめて個人的な話をすると第四局が横浜で予定されていますので,次は藤井九段にぜひとも頑張ってほしいところなのですが…。その第三局は29日です。

 ある程度まで体力が回復してが退院できることになったのは6月30日。結果的にいえばのべ26日間の入院ということになりました。結局,この間に僕が父を見舞ったのは,父が横行結腸癌であるということを外科のО先生に知らされた日と,その翌日の手術の日を除けば1度だけ。日付でいいますとこれは6月16日の水曜で,この日は事情があって母が見舞いに行かれなかったので,僕が代わりに行ったもの。といいましてもこの日は僕も仕事がありましたから,早めに済ませて病院に着いたのが午後4時頃。実際に父のそばにいられたのは1時間ほどでした。
 一方,この退院というのはあくまでも一時的なもの。スケジュールでは抗癌剤の治療を開始することになっていましたが,そのためには前にも説明したような軽微な手術が必要で,そのために7月5日の月曜には再び入院することがこの退院の時点で決まっていました。つまり1週間弱しか家にはいられなかったわけで,それなら継続して入院していた方がいいのではないかと僕も思いましたし,父自身もそのように言っていました。ただ,あくまでもみなと赤十字病院というのは救急病院であり,入院の継続は20日間が限度という決まりがありました。父の場合,その限度をすでに超過していましたので,ここでわずかの期間ですが退院することになったのには,そういった理由もあったのかもしれません。実際に僕自身も,昨年の元旦に入院しまして,退院してきたのが1月20日でしたから,入院期間は原則の限度ぎりぎりの20日間でした。
 24日も僕は仕事だったのですが,これは午後からで,午前中は家にいました。父の迎えは母が行きましたので僕は家で待機していたのですが,僕が出掛ける前に父は戻りました。父は家に入るや階段を上り,2階の自分の部屋に入って横になりました。つまりこの時点で父は,自力で階段を上れるくらいまで体力が回復していたということになります。この退院の期間は父はずっとそうして自室で過ごしていました。つまり階段の上り下りというのはできていたということになります。ただし外出というのは一切していません。食事の量は以前と比べますとかなり減っていて,夕食なども,ご飯に卵を掛けてそれ1杯だけで終りというような状況でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする