スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

防府記念&スケジュール

2010-09-14 18:49:13 | 競輪
 GⅠからほどよい間隔ということもあり,S級S班が5名参加してきた防府記念の決勝(動画)。並びですが,まず神山に岩津,海老根-中村の千葉,柴崎-山口の中部,井上-西川の九州で,三谷は単騎。
 細切れ戦ということもありSは取り合い。誘導の後ろを確保したのは岩津で,神山の前受け。柴崎が3番手,井上が5番手,三谷を挟んで海老根が8番手という周回に。まず海老根の上昇に三谷がスイッチ,さらに井上も追って,海老根が誘導を斬って前に出たところで井上が海老根を叩いてイン斬り。これを柴崎が叩いて先行態勢に入ったところ,神山が外を上昇。三谷は山口の後ろに入り,中団は井上が確保。海老根は後方。柴崎と神山の先行争いは柴崎。バック3番手から三谷が行きましたが,その上を井上。さらに後方の海老根もきて捲り合戦。井上が捲りきって優勝。最後尾から海老根に乗って追いこんだ中村が2着に差し込み,井上マークの西川が3着。
 優勝した長崎の井上昌己選手は一昨年の競輪グランプリを勝った後は不振に陥りグレードレース優勝から見放され,今年はS級S班も確保できていませんでした。年齢的にも極端に落ち込むことは考えにくく,個人的には不思議に思っていました。これが復調のきっかけとなるのでしょうか。記念競輪優勝は一昨年8月の別府記念以来で通算4勝目です。

 この日の外科のО先生から僕たちへの説明は,翌日の手術のことがすべてではありませんでした。すぐに着手しなければならないのは,人工肛門の創設でしたが,その原因となっている横行結腸癌に関しても治療が必要ですので,そのスケジュールに関しても説明があったわけです。
 基本的に,癌というのは,完治を目指すということになれば,それを完全に切除するという必要があります。しかしその手術というのは大変なものですから,患者にある程度の体力があるのでなければなりません。の場合,翌日に人工肛門を取り付ける手術がありますから,すぐに癌を切除する手術を行うことはできないであろうということは,別に外科のО先生の説明がなくても,僕には理解できることでした。しかし,父の場合には,さらにこれとは別の大きな問題があったのです。
 癌を切除するといっても,それはある程度の大きさであるから可能なのです。しかし父の場合は,腸閉塞を生じる寸前まですでにこの部位の癌が肥大化していました。この状況では切除できないのです。切除するためには切除できるだけの大きさにまでこの癌を小さくする必要があるので,癌を切除する手術の前に,抗癌剤による治療が必須とのことでした。ただし抗癌剤の治療というのは強度な副作用を伴いますので,やはり患者にある程度以上の体力が必要。したがって,人工肛門創設の手術の直後から抗癌剤治療に入るということは不可能。ではいつから開始できるのかといえば,それは父の体力の回復次第ですから,はっきりといつから始められるということはいえないというのが外科のО先生の説明でした。なお,抗癌剤の治療は通院でも可能なので,まず人工肛門を取り付け,体力の回復を待って退院。そして通院という形で抗癌剤治療を行い,それで癌が切除することができる程度の大きさになったら再び入院して手術をするというのが治療のスケジュールとなったのです。
 ただし,前にもいったように父の癌は,この時点ですでに身体のほかの多くの部分にも転移してしまっていました。なので,このスケジュール通りに治療を行い,それがすべてうまくいったとしても,父の余命は3ヶ月程度ではないかというのがО先生の判断でした。つまりこれが6月4日のことですから,余命は最長でも9月上旬までと僕たち3人は説明されたわけです。
コメント
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