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スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

豊橋記念&別の理由

2009-02-03 19:33:07 | 競輪
 S級S班からの参戦が1人と,最近の記念競輪としては少し淋しいかなという感じのあった豊橋記念の決勝(動画)が行われました。
 並びは栗田ー中井ー中村の南関東,石丸には西川,大西に前田で,長塚と富永は自在戦。Sは石丸選手で前受け。長塚選手,富永選手と入り,5番手に栗田選手,8番手に大西選手の周回。残り2周のホームから大西選手が上昇すると,栗田選手も合わせ,打鐘では大西選手の先行になり,3番手に栗田選手,栗田選手はそのまま発進していきましたが捲りきれず,南関東の連係にもやや乱れが生じました。これを外から石丸選手ー西川選手で捲ると,中井選手の後ろに入っていた長塚選手が3コーナーでスイッチ。直線は早めに踏み込んだ西川選手が差しきって優勝。切り替えた長塚選手が2着で石丸選手は3着。
 優勝した熊本の西川親幸選手は43歳の大ベテラン。まだS級1班に所属しているだけでも立派ではありますが,記念競輪は決勝に乗ること自体が2年ぶり。優勝となると1993年の熊本記念以来3度目になります。もっとも当時は今とは制度が違いますので,現行の4日間1節制では初の優勝。地道に努力を続けていれば報われることもあるということの典型的な例になったように思います。

 表象がそれ自体で永遠には関係せず,むしろ持続を含んでいると僕が考える別の理由は,表象の内容が,表象される対象が現実的に存在すると観想されるという様式と関係するのではなくて,表象される対象そのものと関係します。
 ここでもう一度,人間がどんなものを表象するのかを復習してみると,まず外部の物体であり,次に自分の身体であり,そして自分の精神でした。もっとも,外部の物体の中には,他者の身体というものが含まれているわけで,この他者の身体は,その人間の精神と同一個体であるわけですから,その関係から,人間は他者の精神を表象するという場合がないというわけではないかもしれません。そこでそれもまた人間が表象し得るものにここでは含めておくことにしましょう。スピノザはこれについては証明していませんが,第二部定理二三を自分の身体ではなく他者の身体に当てはめれば証明は可能な筈で,ここでは厳格に考える意味でこれを含めておくだけであり,それ以上の意味はありません。
 さて,こうしたもののうち,外部の物体は第二部定義一により延長の個物です。次に人間の身体ならびに精神は第二部定理一〇系により延長の個物であり思惟の個物です。つまり僕たちが表象する対象というのはすべからく個物に限られます。しかるに個物というのは第一部定理二五系により,神の属性を一定の仕方で表現します。いい換えればそれを絶対的な仕方では表現しません。したがってそれは,永遠を表現せずに持続を表現します。つまりこうした個物の特徴からも,表象が持続にのみ関係し,永遠には関係しないということになると思うのです。
コメント
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