スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

桜花賞&身体の中に起こること

2006-04-26 22:31:00 | 地方競馬
 昨日の激しい雷雨の影響で重馬場で行われた第52回桜花賞
 浦和の1600メートルでは絶対的に不利な大外枠から逃げたプラチナティアラを3コーナーでスターオブジェンヌが追い抜くと,4コーナーでは1番人気に推されたチャームアスリープが並びかけ,直線で差して優勝。スターオブジェンヌが2着。3着には出遅れたパフィオペディラムが追い込みました。
 大混戦と思われた割には,意外と順当に決着した感じがします。

 競輪は明日から川崎記念。決勝は30日の日曜日ですが,この日は競馬の天皇賞があるので,翌5月1日に記事にする予定です。

 人間の身体humanum corpusは,それ自体がひとつの個物res singularisですが,その全体を構成する部分は,様ざまな個物によって構成されているわけです。そしてそのとき,人間の身体を構成しているある個物が,人間身体全体としての本性essentiaを変化させることなく,それ自体がある固有の運動motusをするということがあり得ます(自然学②補助定理五,六,七をお読みください)。これは,全体の中のある部分が何らかの運動をなすという意味ですから,全体からみればその部分に何事かが生じるという意味に考えられなくもありません。
 また,人間の身体にもそうしたことが生じるということは,まったく別の文脈ではありますが,たとえば第三部定理一一の備考Scholiumなどから,スピノザも認めているように思われます。
コメント
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