スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

朝日オープン&自然学②公理一の意味

2006-04-19 22:46:01 | 将棋
 朝日オープン第二局は,後手の羽生選手権者が,角道を開けないまま引き角にするという趣向。僕は始めて見たのですが飯島五段の得意戦法だそうです。藤井九段は向飛車にして持久戦となり,結局は振飛車穴熊対居飛車銀冠という戦型に落ち着きました。後手の方から仕掛けたのですが,どうやら無理だったようで藤井九段が終始優勢のまま快勝。対戦成績を1勝1敗の五分に戻すとともに,対羽生戦の連敗も9で止めました。第三局はゴールデンウィーク中の5月4日。勝った方が選手権に王手を掛けるので大きな一番です。

 自然学②公理一には難しいところはないと思います。要は,もしも複数の物体が互いに影響し合って運動するなら,どの個々の物体の運動も,影響し合うすべての物体の本性を含むということです。つまり,物体Aが物体Bと影響し合ってある運動をする場合には,この物体Aの運動には,物体Aの本性だけではなく,物体Bの本性も含まれるのです。これは物理学的にも基本法則であるといえ,内容については疑う余地がないと思われます。また,この定理一二を巡る考察においては,そのことだけが関係しますので,公理の後半部分については,今は考えなくても構いません。
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