評価=☆☆☆☆★
「生得的な道徳観に対しては、宗教、教育、さらには家族でさえ、われわれが考えるほどの影響はないということだ。倫理の授業はすでに知っている人に説教をしているだけなのかもしれない。脳の配線が異なる少数の人間は、何を教えられようが関係なく、独自の道徳観によって突き進んでいく」。この本において、境界性パーソナリティ障害を説明したものである。ヒトラー、チャウシェスク、スターリンや毛などが行った大量殺戮は、集団ヒステリーで片付けてしまうより、このように脳の障害と特異性と解釈したほうが、ストンと納得できる。しかし、それが著者の姉のように、外因的要素による場合のほか、先天的に発生することは生物学的に有益なのだろう。その解明が待たれる。
「生得的な道徳観に対しては、宗教、教育、さらには家族でさえ、われわれが考えるほどの影響はないということだ。倫理の授業はすでに知っている人に説教をしているだけなのかもしれない。脳の配線が異なる少数の人間は、何を教えられようが関係なく、独自の道徳観によって突き進んでいく」。この本において、境界性パーソナリティ障害を説明したものである。ヒトラー、チャウシェスク、スターリンや毛などが行った大量殺戮は、集団ヒステリーで片付けてしまうより、このように脳の障害と特異性と解釈したほうが、ストンと納得できる。しかし、それが著者の姉のように、外因的要素による場合のほか、先天的に発生することは生物学的に有益なのだろう。その解明が待たれる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます