ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

火力発電、日本の発電量の86%、昨年12月時点、経済産業省まとめ(学校で教えてくれない経済学)

2012-04-21 07:39:18 | 経済学
「平成23年の日本の貿易収支は2兆4,960億円の赤字となった。第2次オイルショックで石油価格が高騰、貿易赤字が続いていた昭和55年(1980)以来、31年振りの赤字である。主な要因は震災、タイの洪水による影響で輸出が減り、一方、輸入が液化天然ガス輸入増により増加したことによる。液化天然ガス輸入の背景は,福島第一原子力発電所事故を受けて、原子力発電による電力供給が減り、その不足を補うために火力発電用として液化天然ガスの需要が高まったためである」などと書いた経済産業省がまとめた124ページにわたる図解入りの詳細なレポートをインターネットに掲載していた。

平成23年の火力発電が全発電量の72.5%を占め、それは昭和50年代前半と同程度の割合である。火力発電の割合は、4月以降増加が続き、レポート作成時点の12月では、全発電量757.5億kwの86.3%に達した。水力発電は10%で横ばい、原子力発電が急激に減少した結果である。
 
火力発電用の燃料には石炭、重油、原油、液化天然ガスがある。この内、原油輸入は震災後も横ばいである。これは90%がナフサやガソリンなどに使われる精製用のためである。重油は火力発電用需要増に伴い増加を続けている。液化天然ガスは4月以降調査時点の12月まで、8月に過去最高の754万トンを記録、毎月、600万トンを超えるレベルで前年同月比で10~20%の間で一貫して増加している。

液化天然ガスはどこから輸入しているのか。長期契約と短期(スポット)分かれている。震災前後の23年4~12月を前年同期で比較すると、長期契約のカタ―ルが76%増、オマーンが62%増、スポット取引の赤道ギニアが500%増、トリニダード・ドバコ370%増と異常に増加している。一方、値段は、スポット価格では、赤道ギニアが昨年央のトン60ドルが年末では70ドルへ、長期でもカタールはトン5万円台が7万円まで値上がりしている。液化天然ガスの輸入相手国マレーシア、オ―ストラリアが多い。最近の傾向として、カタールからの輸入が増えている。その他で増加が目立つのはロシアである。ロシアからの輸入では原油も増加していると指摘していた。

20日のNY原油【WTI】相場は、ドイツIfo景況感改善、英小売り増加、ユーロの対ドル相場改善で買われ、バレル1.77ドル高、104.04ドルで取引されたと20日付けのWSJ紙電子版は報じていた。液化天然ガス相場は原油相場に過去連動して動いて動いてきた。ただ、シエ―ルガス増産の影響で、10年来の安値にある。しかし、日本による積極買いが加速すれば、マ―ケットは放置しないだろう。

日本が今後、脱原発で舵を切るのであれば、当然のことながら、液化天然ガスの輸入の依存度は高まる。昨年12月の段階で、火力発電が全発電量の86.3% に達した。目先の、大飯原発再開の議論の先にある、地に足付けた日本のエネルギー政策議論が待たれてならない。(了)

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「フランスがギリシャになる日は近い?:ニューズウイ―ク誌日本版最新号(学校で教えてくれない経済学)

2012-04-20 10:24:07 | 経済学
「ドイツ経済は好調を持続している。2012年の成長率は0.9%だが、2013年は2%とドイツの経済研究所が予測した。ドイツでは中小企業も好調で雇用が増えるだろう。」と今朝6時台の「ワールドWaveMorning」がドイツZDFの放送を紹介していた。ヨーロッパはドイツ一人勝ちの状態のようだ。

大統領選挙を2日後に控えたフランスでは選挙の争点から「経済」を外した。近着のニユーズウイーク(NW)誌日本版は「フランスがギリシャになる日は近い?」と言う記事をマシュ―・イグレシアス記者が書いていた。「オランド候補は、昨年EU首脳が合意に至ったユーロ圏の規律強化を目指す協定を「再交渉」すると公約。自滅的な緊縮政策を進めるだけでは,均衡の取れた財政に回帰出来なくなると示唆している。」と書いていた。ギリシャでは5月6日に総選挙が行われる。「経済改革は後退する?経済を舵取りする上で圧倒的支持を集められる指導者がギリシャにいないからだ。」と先のNW誌でバービー・ナッツァ・ナド―記者が書いていた。

19日のNY証券取引所では、心配されたスペイン国債は無事消化された。ところが、フランス国債格下げのうわさが流れ、市場に動揺が広がった。欧州金融不安再燃で、株価は軒並み値下がり、NYダウは前日比68ドル安、12,946ドルで取引を終えたと米ブルームバーグが紹介していた。同番組に出演したディ―ラ―のKenPolcari氏は「ミクロはよいがマクロに懸念材料が多い。」とした上で「住宅市場のデータも、どこに住んでいるかで大きく違う。2日間ラスベガスに行っていたが、住宅の値段は回復していない。アメリカの景気回復はまだまだだ。」と話していた。

「ワ―ルドWaveMorning」(経済情報)に出演した大和証券キャピタルマ―ケッツアメリカ、山口秀宣氏は「失業保険申請軒数が予想以上に多かった。米中古住宅販売が予想を下回った。アップル株が下げたなどを受けて株価が下げた。NY外国為替市場ではフランス国債格下げニュ-スが入り、その後うわさが否定され、ユーロが持ち直し、一方、日銀総裁の追加緩和を示唆する発言が流れて、ユーロ買い・円売りが進んだ。」などと解説していた。19日のNY原油(WTI)相場はバレル40セント安、102.27ドル、NY金相場はトロイオンス1.80ドル高、1,640.60ドルで取引された。

その他の「ワ―ルドWaveMorning」では中国CCTVがフイリピン艦船が中国固有の領土である黄岩島から姿を消した。フイリピンは国際海洋法裁判所に持ち込もうとしているが黄岩島は歴史的に中国の領土であると台湾に保管されている古地図を持ち出して専門家が説明する画像を流していた。他方インドNDTVが「アグニ5号打ち上げが成功した。インドはミサイル大国になった。飛距離5,000キロで中国全土をカバー出来る。」と中国を意識した放送を流していた。ドイツZDFは「中国はインドにアグニ5号打ち上げに一応お祝いの言葉を送ったが、中印の軍事競争は益々強まるだろう」などと解説していた。

ギリシャ、スぺイン、ポルトガルと来て次はフランスで金融不安が起こる?。地球は一つ。からだは一つ。ここ数年は多臓器不全状態が続くと覚悟した方がいいかもしれない。(了)

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世界遺産、高野山1Dayチケット、乗り放題3000円:南海電車キャンペーン(学校で教えてくれない経済学)

2012-04-20 01:10:24 | 経済学
「世界遺産、高野山1Dayチケット、3,000円、各沿線の乗車駅から、6月30日まで」というチラシを阪神三宮駅改札で南海電車の係員が配っていた。ちなみに阪神電車は、2,900円だった。こういう企画は以前からもあったのだろうが初めて知った。パンフレットによれば、弘法大師空海が弘仁7年(816),国家の鎮魂と修禅の道場を願って高野山を開いた。平成16年(2004)世界遺産に登録され、平成27年(2015)に開創1200年を迎えるとあった。時間を見つけて是非、出かけてみたい。

今回の企画では、阪急3,000円、京阪3,000円、近鉄2,980円、山陽全線3,600円、大阪市交通局2,850円などと多少の差は有るがほぼ3,000円である。今回のキャンペーンの主体は南海で、1885年創業の老舗である。しかし、なぜか共通カードでの乗車も長年かたくなに拒んできた。南海沿線には先般、朝ドラで取り上げられた岸和田という町もある。住吉大社もある。堺には世界最大の古墳群もある。相互乗り入れは実現していないが、南海電鉄にもようやく変化の兆しが伺えることは、在阪居住者にとっても朗報であろう。

阪神が「阪神なんば線」を一昨年ようやく通した。近鉄経由で乗り換えなしで奈良まで行けるようになった。近鉄の車両が神戸三宮まで来ている。山陽姫路まで近鉄特急が乗り入れ可能になれば、「名古屋城から姫路城まで」のキャッチフレーズもやがて実現するかもしれない。堺に住む友達のプロ野球ファンのひとりが、阪神なんば線開通で甲子園球場がぐっと身近に感じられるようになったと話していた。神戸の住人でも阪神なんば線開通で京セラドームが地続きのような感じに変わった。

余計な話しと叱られそうだが、料簡が狭いのは南海電車だけではなかった。在阪私鉄はどこも仲が悪いことで有名だった。その最たるものが阪神と阪急だった。阪急に今津線がある。阪神が今津に着く直前に阪急は発車した。乗客無視、今では考えられないようなことを平気でやっていた。それが大阪市営地下鉄に阪急乗り入れが実現した。私鉄乗り入れで大阪市営地下鉄は莫大な利権料が転がり込んだという話もある。しかし、利権料を払ってでも、通すことでお互いが繁栄する。

通学通勤客がこの先急激に減る。今回見られる高野山への乗り放題3000円キャンペーンも背に腹換えられない追い込まれた電鉄経営の産物だろうが、他の地域から見れば、羨望の的である、日本の最高クラスの観光資源をほぼ一人占めにしている地の利を生かさぬ手はないであろう。大阪市はバス民営化に次いで市営地下鉄の民営化も視野に入れている。

現役時代、東京出身の先輩が定年を残り1年に控えて、あと土、日が幾日あるかと話しておられたのを聞いてはっとしたことがある。関西在住者の多くは、京都、奈良の神社仏閣に限らず、超一流の観光資源に余りにも恵まれているためにその幸せに気付いていないのかもしれない。(了)

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重慶スキャンダルは、世界経済にとって、欧州金融不安に加えて、新たな不安定要因に発展か?

2012-04-19 11:04:53 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


「揺らぐ共産党体制、不安な中国」と言うタイトルで、近着のニューズウイーク誌日本版は、重慶市元トップ、薄熙来が失脚した重慶スキャンダルを特集し、その中で「当の事件で地に落ちた中国と共産党のイメージ回復が習近平の初仕事になるだろう。しばらくはこわもてな中国をみなくても済むかもしれない。」と同誌記者の長岡義博記者が書いていた。メリンダ・リウ支局長は「大衆迎合的な共青団とエリートで保守的な太子党の意見が一致するようになったわけではない。今回の事件で、習近平の手腕が試されるだろう。」と書いていた。

18日付けのWSJ紙も重慶スキャンダルを多くのページを割いて取り上げた。2011年の中国のGDP(国内総生産)は9.2%増加した。中でも重慶は16.4%増加して群を抜く成長を記録した。それを支えたのがスキャンダル張本人の薄の積極的な公共投資であった。事件発覚後、薄が進めていた1億5千万元プロジェクトが一挙に3千万元へ削減された。低所得層240万人用に計画されていた住宅建設が消えた。重慶商業銀行の株価がスキャンダルが公にされたあとここ2日で14%急落したなど様々な形で世界第2の中国経済に影を落とし始めたと書いていた。

人間の健康でもそれは同じである。からだのどこにも問題を抱えていない人はいない。しかし、それが一端、公になると、その人間に対する評価が一変する。中国は様々形で問題を抱えていた。それが厳重な報道規制と2ケタ台を維持できた経済成長の陰に隠されてきていた。今回の重慶スキャンダルは、共産党一党独裁体制に亀裂が生じる事態にまで発展する可能性を秘めた大事件であると先のニューズウイーク誌もWSJ紙も指摘していた。特に政治の世界では他国にちょっとしたほころびも見せられない。今回の重慶スキャンダルのリスクには警戒が必要だろう。

ただ、今朝6時台の「ワールドWaveMorning」では、重慶スキャンダルに関するニュースはなかった。中国CCTVは、インドが18日に打ち上げを予定していたミサイル打ち上げ実験が19日に延期されたことを伝え「インドの烈火-5号は3つの弱点がある」と指摘、①ロシアから購入した80年代ないしはせいぜい90年代の旧式で飛距離が短い、②重量が重い、③全て輸入に頼っており、インドにはミサイル開発の独自技術が発達していないと論評していた。一方、フイリピンABS-CBNは、中比間で争いが絶えない南シナ海、スカ―ボロ諸島での領土問題を海洋法裁判所への持ち込みたいとするフイリピン政府の申し出を中国は、拒絶したと伝えていた。

話し変わって、18日のNY証券取引所は、IBM,インテル決算が重しとなった。スペイン長期国債入札を19日に控えて前日の勢いから一転して売り優勢となり、NYダウは前日比82ドル安、13,032ドルで取引を終了した。「ワ―ルドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国野村証券、後藤祐二朗氏は「スペイン国債入札結果、ワシントンで19日から開催されるG20財務相、中央銀行総裁会議での日銀白川総裁の講演が相場を動かすとの見方が一部に出ている。その後開かれるIMFの会合で欧州救済基金拡大をめぐってどの程度の進展が図られるかも注目される。」などと話していた。

18日のNY外国為替市場では、1ドル=81.28.~29円、1ユーロ=106.61~66円で取引された。日銀の金融緩和政策発表を期待してか、円売りポジションで様子見しているのかもしれない。NY原油【WTI】相場はバレル1.53ドル安、102.67ドルで取引された。米国石油在庫が09年2月来の高水準に積み上がっていることを嫌気した。NY金先物相場は、トロイオンス11.50ドル下げ、1,638.80ドルで取引された。2000ドル達成かと囃して買い上がっていたころと比べると様変わりである。

朝 5時45分からの「モーニングサテライト」の番組で、大和証券、山口秀宣氏が出演し「天然ガス相場が10年振り安値を記録した。」と話していた。原油は値上がりしてガソリンや粗製ガソリン(ナフサ)は値上がりしている。一方、天然ガスから取れるエチレン相場は天然ガスにほぼ連動して値下がりしている。石油化学メーカーは、コストが下がれば当然恩恵に浴する。企業業績改善につながる。株価にも反映すると証券会社のアナリストは言いたかったのであろう。

「ワールドWaveMorning」(世界の天気コーナー)を見ることが恒例となった。今朝はフリピンは38℃の猛暑と伝える一方、このところの温暖化の影響で、北極海の氷の面積が40% 減りアザラシの数が減り、その結果、アザラシを餌にして生きて来たホッキョクグマが年々減少、2万頭にまでになったという話しを紹介していた。

経済の世界でも、言葉は悪いが、中国を餌にして生きて来た面が強い。その中国が政治スキャンダルがらみで、政治の不安定化というリスクが出て来た。当然、経済にも響いてくるだろう。欧州金融不安と言う不安定リスクに中国が加わる。地球は一つである。世界の動きに、日々関心を持った多くの若者が日本にも育って欲しい。(了)

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ロムニーは、米大統領として好ましくないと思われている:有権者世論調査結果・ 17日朝、米ABC

2012-04-18 10:32:00 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


今朝も天気のお話し。「ワールドWaveMorning」「世界の天気」コーナーで、アラビア半島のリヤドで、暑い地域に急に寒気が入りまるで爆撃を受けたかのような砂嵐が起こったと伝えていた。一方、北米では、寒い所に暖かい空気が入り込み、不安定な天気が続いている。日替わりで天気が代わり、気温が、日替わりで激しく上下していると解説していた。

今年は日本でも、寒い日と暑い日が交互に繰り返される日が多い。しかも温度差が結構大きい。そのため体調を崩す人が多い。神戸のようなご機嫌なところに住んでいる人間でも手まわしよく冬物をクリーニング屋さんに出してしまうと、慌てる。昨日、芦屋川から芦有道路経由で六甲高山植物園を訪れる機会があった。カタクリの花を堪能した。ただ、今年は例年になく寒い。六甲山と下界と温度差が5~6度あり結構、冷えた。花の盛りには今しばらくかかるのかもしれない。

天気はそもそも変わり易い。お天気屋さんという言葉がそれを教えてくれる。変わり易いと言うことでは人後に落ちぬ、日替わりで動く典型のひとつが相場である。相場は動くから嫌いだと言う人は日本人には結構多い。今朝のNY証券取引所は、ドイツの景況感が予想外に良かったことから欧州株が値上がり、スペインの短期国債が無難に終わったことで安心感が広がり、17日のNYダウは前日比194ドル高、13,115ドルで取引を終了した。

今朝5時45分からはじまる「モーニングサテライト」出演のお馴染の藤戸則弘氏は「リスク・オンとリスク・オフが目まぐるしく動く相場」と表現していた。今朝はスペイン国債入札が無難に終わった。しかし、ポルトガルはスペインより多くの問題を抱えている。藤戸氏は「リベリア半島リスク」と言い、当地の住宅バブルが崩壊したことが大きい。不安定な状態がなお1~2年は続くと見ておいた方がいい」と冷静な対応を求めていた。

藤戸氏は、「日経ダウはユーロ・ドル相場と見事に連動している。」とグラフを見せて解説していた。17日のNY外国為替市場は、ユーロが買い戻され、1ユーロ=106.12~16円で取引された。シカゴ日経もこの日は反発、本日に限ってみれば、ユーロが上げたので、日本株も値上がりが予想される」と話していた。ドル円相場も小幅値上がり、1ドル=80.84~94円で取引された。

「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は「ドイツ景況感指数が予想外に良かった。欧州株が値上りした。コカコーラが好決算を出した。米住宅指標が予想より悪くなかったなどを材料にNY株価は反発した。ただ、4月20日G20会合と20~22日にかけて開かれるIMFに注目している。IMFは欧州救済基金の増額を見送る公算が強い。」などと解説していた。17日のNY原油【WTI】はバレル1.27ドル高、104.20ドル、NY金相場はトロイオンス1.60ドル高、1,650.30ドルで取引された。

その他の今朝の「ワールドWaveMorning」では、石原東京都知事のNYでの尖閣3島買い取り発言に敏感に反応、中国CCTV,上海RTSが共に取り上げたニュースを紹介した。中国CCTVは「右翼の代表、石原都知事は、中国固有の領土、釣魚島買い取り発言した。日本政府は帰国後都知事と話し合う予定と発表した」と伝えた。上海RTRは「石原都知事は、お酒が入ったような、やや呂律回らぬ、思い上がった調子で、尖閣買い取りで契約を結んだと発表した。日本政府は官房長官が控えめに発言した。東京都議会は事前に知らされていなかったと言っている」などと伝えていた。

中国との領土問題では、今朝放送のフイリピンABS/CBNは「南シナ海、スカ―ボロ―礁領有権問題をフリピン政府は、国際海洋法裁判所へ持ち込むことを決めた。中国は固有の領土と主張している。中国は中国漁民がフリピン海軍に嫌がらせを受けたと話している。フリピン政府が、この問題を国際法廷に持ち込むことは今回がはじめてではない。」と紹介していた。

アメリカABCは米大統領選挙の共和党代表指名を確実にしたロムニー、前マサチューセッツ州知事が「オバマは、敗北を認識したのだろう。早くも荷造りを始めたそうだ。」と紹介、その一方で「彼は有権者の好感度調査では高くない。ロムニー氏の妻が、夫は面白い楽しい人です、と訴える様子をテレビ画面に流していた。他方、フランスF2は、あと5日に迫ったフランス大統領選挙を取り上げ、オランド、サルコジは第1回投票では共に47%と互角、決選投票ではオランド有利だが、「38%がまだ誰に投票するか決めていない」とする世論調査会社のデータを紹介していた。

お天気屋を広辞苑で引いた。「気分の代わり易い人。気まぐれな人。おてんきもの。」と出ていた。変わり易い例えとして女心と秋の空という言葉もある。しかし、昨今、季節関係なしに日替わりで天気が変わる。相場も変わり易いとよく言われる。しかし、天井3日底百日という諺がある。良い話しは口当たりもいい。耳障りな悪い話は概してひとは触れたがらない。好き嫌いで物事は決まらないが、どんなに中身が良くても「好感度」調査で遅れをとると、いずこの世界でも分が悪いことだけは確かなようだ。(了)

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講義の途中で汗をかいた出来事

2012-04-18 09:02:54 | 診断即治療と虹彩学
しかし今どきの男子は力の無い人が多い。

教員養成学科の講義で、実験をしたほうがわかりやすいだろうと思い、「腕力を使って、経絡で遊ぶ実験」の希望者を募り、一人の男生徒に出てきてもらった。

次いで「この男生徒が持ち上げられるだろう」と思われる、細身の女生徒にも協力をお願いして前に出てもらった。

そして、
「こんな感じで持ち上げてくれる?」と指示した。

「はい」と男生徒が言った。

しかし、持ち上げることができない。
それどころか、ビクともしない。

失礼とは思ったが笑ってしまった。
こういう場面は、女性にとってショックな出来事だと思ったので、他の方に出てもらい、もう一度持ち上げてもらった。

上がった。

良かった、良かった。

汗かきましたわ。

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米3月小売り堅調でNYダウ71ドル高、ただし「マクロはネガティブ」:ブルームバーグが紹介

2012-04-17 10:37:52 | 経済学
( 学校で教えてくれない経済学)



「冬と夏が同居している」という言葉で、今朝4月17日の「ワールドWaveMorning」、(世界の天気コーナー)の解説がはじまった。この日、ロサンゼルス郊外で雪が降った。一方、NY29℃、シカゴ24℃だった。寒い空気と暖かい空気がぶつかるところでは天気は不安定になるそうだ。こういう話しを聞いていると、日々の人間界の暮らしでも同じだなと、一人悦に入って解説を聞いていた。

天気の話しで今朝面白かったのは、香港からのニュースとして、4万年前、氷河期のマンモスの子供が内臓の中まで損傷しない形で、永久凍土から見つかった。2001年5月に見つかってから以降、多数発見されている。温暖化の影響だと紹介していた。テレビ画面に、ケースに入れられ展示されているマンモスが写っていた。当のマンモスに聞いてみないと分からないが、永久凍土で永遠の眠りについていたのを起こされた。人間という動物は実に勝手な生き物だな、と思っているかもしれないなと、ふとそんな感慨にかられた次第である。

「ワールドWaveMorning」で1日が始まる。北朝鮮のロケット発射実験は失敗に終わった。しかし、国連安保理事会では、「北」の行動を厳しく非難する決議案を採択した。注目の中国はというと、CCTVが外務省報道官が語る形で「中国はあくまで対話を求めている。6ケ国会議を支持する。軍事演習は議題にない。」と強調していた。放送を聞いていると、北朝鮮の今回の行動には、戸惑いを隠せないという気持ちがにじみ出ていた。

中国関連のニュースでは、フランスF2が、パリと1000万都市、武韓を結ぶ直行便が開通したとエールフランスが着陸する様子を紹介していた。武韓にはフランス人が中国で一番多く住んでいると紹介、全てフランス語で授業していますと市の大学の様子を写していた。プジョー・シトロエン含めフランス企業が100社ほど進出していると解説していた。
フランスと言えば、週末に大統領選挙を控えている。社会党、オランド候補に対して現職、サルコジ苦戦と伝えられる。選挙選は当初、経済問題が争点だった。最近は経済問題が姿を消した。イスラム移民問題が中心で、経済そっちのけだとボヤく中小企業の声をF2は紹介していた。

ヨーロッパ経済ということでは、フランスも大きな顔は出来ない。ドイツ一人勝ちの状態だと伝えられる。特に昨今、スペインが話題の中心を占める。16日もスペイン国債が売られ、10年物のスペイン国債の利回りが一時、年6.1%を超えた。ギリシャ、スペインと来て、イタリアが控えている。今週は、IMF,EU財務相会議、その後にG20の会合が予定予定されている。EUが、防火壁としてのEFSF(欧州金融安定化基金)とそれに代わるESM(欧州金融メカニズム)がどこまで救済資金を用意出来るかが焦点だと「ワールドWaveMorning」(経済情報)で解説していた。

当の「経済情報」に出演した三井住友銀行、森谷亨氏は「スペイン国債が売られ安く始まったが、3月の米小売り好調が伝えられ、NYダウは、前日比71ドル高、12,921ドルで取引を終了した。アップル株が6日連続で下げ、ハイテク株指数のナスダックは下げた。為替市場では、スペイン懸念からユーロが、対ドルで一時、1ユーロ=1.30ドルを割った。あとスペイン国債が買い戻された結果、1ユーロ=1.31ドル台までユーロが回復した。ユーロは対円で一時、1ユーロ=104円台まで売られたが、1ユーロ=105.62~68円まで戻した。ドル円相場は小動きで、1ドル=80.41~47で取引された。今週、IMFの会合など欧州金融支援が議題の会合を控えている。市場が落ち着きを取り戻せるかどうかだ。」などと解説していた。原油(WTI)はほぼ横ばいのバレル102.93ドル、NY金先物は10.40ドル下げ、トロイオンス1,648.70ドルで取引された。

今朝6時台の「ワールドWaveMorning」、米ブルームバーグに出演した金融コンサルタント、K.ブリス氏は「米小売りは良かった。しかし、金融は良くない。右左に資金を回しているだけだ。マクロはネガティブだ。このあと数ケ月で、はっきりする。」と慎重姿勢だった。「マクロはネガティブだ。」という一言が特に印象に残った。

米国GDPの60%は個人消費である。その意味から米商務省が16日発表した3月の米小売高が、予測の前月比0.3%増に対して0.8%増は朗報だ。ガソリン価格急騰が米消費に水を差すとの見方が多かった。衣料0.9% 増、建設3%増、自動車0.9%増だった。足元の米経済は悪くない。その一方で、欧州金融不安、中国減速、イラン、シリアなど中東情勢、北朝鮮ミサイル問題と視界が晴れない。「マクロがネガティブ」というのは、地球全体を大きく雲が覆っているからだろう。

暖かい空気と冷たい空気がぶつかりあっている個所はどうしても不安定な天気になる。加えて、日本人としては、先日のスマトラ沖地震も頭入れておく必要があるだろう。田中防衛大臣には失礼だが、テレビ画面で、氏の緊張感がまるで感じられないご尊顔を拝見していると日本人全体の士気そのものにも影響しそうで憂鬱だ。(了)

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鍼灸教員養成学科の学生さん

2012-04-17 07:52:01 | 診断即治療と虹彩学
鍼灸教員養成学科は鍼灸学校を卒業した人が、鍼灸学校の教諭や高いスキルを目指す人が入学してくる。

先日、胸に<仏・〇〇>と刺繍された白衣を着たしっかりした顔立ちの女の子がいたので、

「仏眼で勉強されたのですか?」と尋ねたら、

「えっ?なんでわかったんですか?」と言う。

堪えきれずに笑ってしまった。

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「ゆっくり走るようになれるのも才能です。」:作家、松井今朝子さん(15日付けに日経朝刊)

2012-04-16 13:45:30 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



「馬が教えること」とうタイトルで作家、松井今朝子さんが4月15日付け日経朝刊、文化欄で「ゆっくり走るようになれるのも才能です。だからこの子たちはエリートなんです。」と馬のインストラクターから聞いた言葉が忘れられない、と書いておられた。「サラブレッドはもともと速く走ることを目的に作られた品種なので、アマチュアの乗り手が堪えられるようなスピードで走るのは難しい。」と続く。「命をつなぐ方法は、何も競争で速く走って勝ち残るのみではないのだ。価値観の転換は人を生きやすくさせるかもしれない。」とエッセーを結んでおられた。

生き急いで命を落とすケースが昨今、余りにも多いような気がする。かってはご近所にも又身内にも人生の達人が大勢いた。ひどく叱られたり、たしなめらめられたりもよくした。私ごとで恐縮だが、探し物をしている時、「静かに探しなさい」ということばが亡父の口癖だった。昨今、とみに物忘れがひどくなってきた。そんなとき、いつも亡父のなにげない言葉を思い出しながら苦笑することが多くなった。

朝6時台の「ワールドWaveMorning」を見ることから一日が始まる。月曜日にはグローバル・ボイスというコーナーで、英BBCが、多くの著名人とのインタビューを介して、「ドイツの国際リーダーとしてのためらい」について取り上げ、「ドイツは1920年代以降のナチスドイツ時代を忘れさせないための様々な努力を町の標識に至るまできめ細かく気配りを続ける一方で、今、ドイツが名実ともに欧州のただひとつの大国となった。フエ―スブック、Uチューブが普及し、国際化が当り前の時代になった。そのはざまでドイツは格闘している。」と多くの識者の声を紹介していた。

テレビ東京系の番組の「モーニングサテライト」も月曜日はNY証券取引所のニュースがない。今朝は国際協力銀行の木村丞一氏が出演してインド経済の現状を紹介、「今年のインドは例年に比べて雨が少なかった。そのため野菜、穀物が高騰している。一方、日本企業のインド進出は昨年2倍に増えた。しかし、製造業が大部分である。インドのGDPの60% は個人消費であるが、日本からの流通企業のインド出店は、1%にも満たない。それは電気、水などインフラ整備の遅れが影響している。日本政府にもデリー・ムンバイ道路建設含めインドへの投資を積極化する動きが出ている。」などと紹介していた。

今朝の「モーニングサテライト」に「ワールドWaveMorning」(経済情報)ではお馴染みの三菱東京UFJ銀行、岩岡聰樹氏が出演、「米FRBメンバーの構成から見て、マ―ケットが期待するが、追加の量的金融緩和策QE3の実現にはハードルが高い。それだけにバ―ナンキ米FRB議長のかじ取りが注目される。」などと解説していた。

馬を川の傍まで連れて来ることは出来る。しかし、馬に水を飲ますことは出来ない。日本政府は原発再稼働を急いでいる。馬はこの場合は日本人一人一人である。日本人がサラブレットかただの馬かが試されるだろう。

先日の京都「南座」近くで起こった悲惨な事故も、急ぎ過ぎたドライバーの運転状況がタクシー供え付カメラに収められていたと16日付けの読売朝刊が紹介していた。JR東西線尼崎駅手前で起こったJR西日本の大事故も,運転手が、査定に響くと言われる、時間通り着けようと急いだ結果と思われる。



急がば回れということわざがある。今、何が起こってもおかしくない騒然とした世の中であるだけに、「静かに探す」ことの大切さが改めて求められるのかもしれない。(了)

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「ふるさと―日本生まれ変わり構想ー」読書勉強会風景(スケッチ&コメント)

2012-04-15 09:47:47 | スケッチ


「ふるさと―日本生まれ変わり構想ー」読書勉強会風景

江嵜企画代表・Ken



4月14日は、筆者にとっては、結構多忙な一日だった。早朝、
例の更地へ出かけ今を盛りと咲くチューリップさんと対話、お
昼前には、大阪、茨木市の「文明館」で開かれた読書勉強会に
顔を出した。一日の締めくくりは、22日まで開かれている日本
画家、森田りえ子さんの「オマーン展」の帰国記念展レセプシ
ョン会場、京都「思文館」(075-531-0001)訪問だった。

「ふるさとー日本生まれ変わりの構想ー」読書勉強会風景を
いつものように即興でスケッチした。この本は発行者「茨木
未来倶楽部」の公開フエ―スブック、ibaraki.miraiでも検索
出来る。中身は重いが、代1,260円、ジャケットのポケットに
入るから手軽だ。特に若者に読んで欲しいと思っている。

あとが控えていたので3時前に中座したが、共著者、赤松民雄、
福丸孝之、佐藤眞生3氏が話し、参加者がそれぞれ所見、感想
を述べるスタイルで自由闊達、ユーモアを交えながら、お互い
「ふるさと」を語り、2時間近くがあっという間に過ぎた。

この本の基本テーマは「自給」である。その「自給」の原点は
「ふるさと」である。昨年起こった3.11は「日本生まれ変
わり構想」のきっかけになった。

「ふるさと」は、そこに住む人々が手仕事で自給している何か
を持ち、自給を補い合うおすそわけがある。共に暮らす地域を
維持する共同作業が行われ、困ったときに助け合う仕組みがある。
ふるさとに住む人々は、むさぼらない生き方を当り前だと思っ
ている。足るを知って生きている。」と書いた。

「ふるさと」を取り戻すことこそが、日本の生まれ変わりの
基本である。そのためには、生かされている自然、魂と知恵を
伝承する死者である祖先、かってのムラに象徴される生活共同
体に学ばなければならない。」と書いた。

「文明館」最寄駅、阪急茨木から乗車、京都四条河原町下車、
徒歩15分で「思文館」に着いた。会場は、12日、午後1時
過ぎに起こった痛ましい事故現場に近い。なお多くの花が供え
られていた。

レセプション会場は、「記念展」を祝って会場に入りきらない
ほどの大勢の森田りえ子ファンが詰めかけていた。作品は
「思文館」本館とギャラリー「思文館」にも展示されており、
見ごたえがあった。

森田りえ子さんは、おそらく桜の花をイメージされたのかも
しれない、薄い色調のシックな着物姿で訪問客にひとりひとり
丁寧に挨拶しておられた。「オマーン展、ご盛会おめでとう
ございます。」と挨拶したあと、「オマ―ンを一言でいえば
、どんなところですか」と尋ねた。「2月末だったので
暑くなかった。海が近い。清潔な町という印象だった。」と
答えてくれた。

レセプション挨拶冒頭に森田りえ子さんは「2年半ほど前、
金閣寺でたまたま会ったオマ―ンから来られた方と食事する
機会があった。2012年は日本・オマーン国交樹立40周年の
年だ。個展を開きませんか、と声をかけられたのがきっかけ」
と披露された。

「オマーンがどこにあるか正直知らなかった。日本とオマーン
両国のささやかながらもかけ橋になれたら望外の喜びです」と
挨拶を終えられた。

会場には、マネジャーを務める姉上と昨年見事大病を克服された
母上もお元気な姿を見せ、にこやかに来訪者に挨拶しておられた。
鴨川縁の桜並木を見ながら帰路に着いた。花見客も多いのであろ
う。京都「南座」、四条河原町界隈を散策した。京都は、大事故
直後にも関わらず、人、人、人でごった返していた。(了)


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