遠方から来られる方で、何日か前に庭木の剪定をしたそうです。
「多分、それが原因だと思いますが、右肩が痛くなってきました」と話していました。
脈を診ると「肝虚」が出ていましたので、すぐに治せる自信がありました。
そこで、
「すぐに治せますので、後ろから写真を撮らせてくれませんか。ブログのモデルになってください。あ、でもモデル料は払えないのですが…。」と言うと、快諾してくれました。
そこで撮影です。
「えっと、痛みのある恰好をしてくれませんか」
「こうですか」と肩を動かしていました。
「痛みが出る角度に腕を動かしてほしいのですが」と言うと、痛みのある角度を探しているようでしたが、やがて、
「あれ? ここへ来たら治ったみたいです!」と言う。
先ほどまで、「こうすると痛い!」なんてやっていたのですが、うっかり私が患者さんを触ったものですから痛みが取れてしまったようです。
実は、写真を撮る前に頭蓋JAAでの「肩関節部」をちょっと触ったのです。触ったと言うより、ちょっと押したのです。
それで痛みが取れてしまったようです。(´-_-`)
頭蓋JAAはほんとに一瞬で治る場合が多いので、患者さんにもそのことを説明しておかないと、「自然に治った」と思われてしまいます。
「しまったなー」と思いながら、
「そうですか。それでは先ほどまで痛んでいたときの恰好してくれませんか」と、痛みがあったときの恰好をしてもらい、写真を撮影しました。
“やらせ”みたいで嫌だったのですが、肩関節反射区を押すまでは痛んでいたのですから、ご勘弁を!
それでも、手指では戻る確率が高いので、念のために「肩関節反射区」に刺鍼しました。
さて、それから治療をしたのですが、
「今朝、左の足がこむら返りをした」とも話していましたので、肝を狙って治療しました。
そして、頭蓋JAAでの下腿部(膝関節から足関節の間)にも頭蓋JAAを施しておきました。
治療後は、肩の痛みは全く忘れている様子でした。