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ドラギECB総裁発言受けて、金融緩和期待から、欧州株高、米株高、S&P500は史上最高値更新

2014-08-26 09:41:06 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


ドラギECB(欧州中央銀行)総裁が欧州のインフレ期待が低下したとジャクソンホールで発言したあと、ECBによる追加の金融緩和期待が強まり、ユーロが対ドルで下落したと25日付け米ブルームバーグニュース電子版が伝えた。26日朝7時台放送のNHK/BS「キチャチ!世界の情報」(経済情報)出演の三井住友銀行、柳谷政人氏は「ECBドラギ発言を受けて金融緩和期待が生まれ欧州株が値上がりした。つれて米国株が値上がりし、NYダウは75ドル高、17,076ドルを記録した。S&P500平均株価は一時2,000ポイントを突破、史上最高値を更新した。8月26日発表の4~6月期米GDPを注目している。」と話した。朝6時台放送の米ブルームバーグニュースに出演した金融専門家、MarkKiesel氏は「米FRBの景気後退回避のための政策により資金が株、不動産へ流れ相場を支えている。」と話した。NY外国為替は、ドルが買われ、1ドル=104.06~08円、1ユーロ=137.23円で取引された。原油(WTI)はバレル92.30ドル、NY金はオンス1,277.30ドルといずれも小幅下げた。

米国の株高でアメリカが沸き立っているかというとそうではなさそうだ。少し記事は古いが8月22日付けのWSJ電子版にQuentinFottrell記者が「米国人が不幸な5つの理由」のタイトルでFox社と市場調査会社共同の調査では『非常に幸福』か『幸福』との回答は55%で2001年の68% から大幅に低下した。CDC(疾病予防管理センター)によると抗うつ剤の服用はこの10年で400%増えた。不幸と感じる一因は賃金が上がらないため、不況から脱出しきれていないと感じている。米国人の36%が退職後の生活のための備えがない。WSJ誌が調べた5つの理由とは①最新の電子端末で無駄な時間を過ごしている、②国民の50% がストレスを感じている、③金持ちと有名人のライフスタイルとあまりにも違いすぎる、④米国の有給休暇消化率は50%.米国人は世界有数の働きバチだ、⑤人々は食べ物で気持ちを落ち着かせようとする。米国人の1/3が自分は肥満と考えている。砂糖の取り過ぎも糖尿病の原因と考えられると書いていた。心を癒すために甘いものに手が出るのだろう。

25日付のWSJ誌電子版にアーサー・ハーマー、ハドソン研究所上席研究員が「日本企業が武器輸出で世界に追いつくためには?」のコラム記事の中で「マーケティング力や洗練された製品開発力を持つ日本企業は今後の武器市場を席巻出来る潜在能力を持っている。1988年に日本の防衛産業幹部で回された極秘メモによると、日本企業が武器輸出を許されておれば、世界の戦車市場の45%,軍事用電子機器の40%,戦艦建造の60%を獲得できた。日本の状況は変化しつつある。赤外線センサーをカタールに輸出する。オーストラリアとは次世代潜水艦技術で協力する。インドに救難飛行艇「US2」を15機販売。」と書いていた。

26日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFが「フランス新内閣発足5ケ月で2回目の内閣改造を行う。一向に良くならない景気のためだ。」と解説していた。ロシアRTRはメルケル首相はラジオ番組に出演し『EUはこれ以上ロシアとの関係を悪化させてはならない』と語った。一方ウクライナの親ロシア派攻撃は激化の一途と伝えた。(了)

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